- 内田よしえ
- アメリカ・ボストン在住。2006年から夫の都合でマサチューセッツ州ボストンにて生活することに。突然の海外生活だが、「何とかなるさ」と肩の力を抜いて日々過ごしている。レストランめぐりや街の散策が大好き。好奇心旺盛なので気になる所があれば一人でもフラリと出かけてしまうことも。「でも寒さに弱いので、冬は飼い猫と共に家で丸くなっています」
出発エリアをに変更しました。
これぞ、最初にボストンクリームパイを作ったパーカーズ・レストランの、元祖ボストンクリームパイ!
ボストンの名物料理といったらロブスター料理やニューイングランド・クラムチャウダーですが、料理だけではなくスイーツにもボストン名物があります。それはボストンクリームパイ!ボストンクリームパイはスポンジケーキの間にカスタードクリームを挟み、チョコレートでコーティングしたケーキ。そう、名前にパイとついているけれどケーキなのです。ではなぜパイという名がついたのか?というと、ボストンクリームパイが最初に作られた19世紀中頃は、ケーキ型の焼型よりパイ型の方が一般的だったからではないか、と言われています。
1855年創業のオムニ・パーカー・ハウスは名だたる文豪や政治家、アーティスト、スポーツ選手といった著名人が利用した老舗のホテル。レストランも重厚感が漂う落ち着いた雰囲気
ボストンクリームパイの発祥はその名からもわかる通り、もちろんここボストン。1856年にパーカー・ハウスホテル(現オムニ・パーカー・ハウスホテル)内にあるパーカーズ・レストランのシェフが考案したもので、当初はチョコレートクリームパイと名付けられていたのだとか。そのオリジナルのボストンクリームパイは今でもパーカーズ・レストランで食べることが出来るので、元祖の味を試しに寄ってみてはいかがでしょう? ボストンクリームパイはマサチューセッツ州公認のオフィシャルデザートにもなっているんですよ!
カスタードクリームが入ったドーナツにチョコレートがかかったボストンクリーム・ドーナツ。これもマサチューセッツ州のドーナツとして公認されている
ボストンクリームパイはパーカーズだけでなく他のレストランやカフェでも出しているので、デザートメニューをチェックしてみて。各々でデザインや味にオリジナリティーを出したりしているので、味比べをしてみるのも面白いかも。またボストンクリームパイから派生した“ボストンクリーム”のカップケーキやアイスクリーム、ドーナツ、クッキーなどもあるので、色々試してみてもいいかも。 お店にもよるけれど、ボストンクリームパイは結構甘いので、コーヒーや紅茶などと一緒にどうぞ。
オムニ・パーカー・ハウスは市内観光名所の「フリーダムトレイル」の途中にあり、電車レッドラインとグリーンラインが通るPark Street駅にも近く、どこへ行くにも便利な場所に建っている
■パーカーズ・レストラン(Parker's Restaurant)
住所:60 School Street, Boston
アクセス:Park Street駅より徒歩2分
電話番号:617-227-8600
URL:www.omnihotels.com/hotels/boston-parker-house/dining/parkers-restaurant
その他:オムニ・パーカー・ハウス(Omni Parker House)ホテル内の1階にある。ドレスコードはビジネスカジュアル
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2015/11/03)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
エイビーマガジンについて