外国にはあるが、日本にはないカジノ

日本でもカジノ法案が話題になるこのご時世。そう、日本にはないが世界にはよくあるもの、それがカジノです。宝くじや競馬など、日本ではギャンブルは公営です。「パチンコはギャンブルじゃないの?」という人もいるでしょう。しかしパチンコで家を建てるほど儲けることはできません(家を失くす人はいても)。法律上では「遊戯」なんですよね。反論もあるでしょうが、そこはあまり追求しないことにして、さてカジノではどのようにしてお金が流れ、「勝つ」ことができるのでしょうか?

教えて! 外国のカジノで勝つワザってあるの? 初心者はまずハウスエッジを知ろう(前編) 教えて! 外国のカジノで勝つワザってあるの? 初心者はまずハウスエッジを知ろう(前編)

カジノはどうやって利益を出しているの?

カジノのお金の流れを、ルーレットを例にとって簡単に説明しましょう。ルーレットは1から36までの目以外に、0がひとつのヨーロピアンルーレットと、0と00があるアメリカンルーレットがあります。例えば赤黒に賭けた場合は、払い戻し倍率は2倍、ひとつの番号にかけた場合は36倍と、その目に入る確率に準じています。確率の法則で言うと、数回なら赤が6回続くなどと偏っても、1000回もやればトータルで本来の確率に近くなっていきます。しかしルーレットの目が1から36の数字だけなら、カジノ側は儲けが出ません。そこで0(ゼロ)を作り、それが出たらカジノがその分を取るということにして、利益を出しているのです。ヨーロピアンルーレットならその確率は1/37になるので2.7%、アメリカンルーレットなら2/38なので5.4%が理論上はカジノの利益になるのです。

賭け金の総額の数パーセントがカジノの利益

こうした主催者側の利益を「ハウスエッジ」といいます。つまりひとり1000円で10人の人が行っているヨーロピアンルーレットがあるとしたら、ひと勝負が1万円なので100回すれば掛け金の総額は100万円。確率から言うと、そのうち2.7万円がカジノに入るわけです。ということはもしカジノにアメリカンルーレットとヨーロピアンルーレットがあったら、ヨーロピアンのほうが絶対に有利ですよね。その通りです(笑)。簡単に言えば、このハウスエッジ(控除率とも)が、高ければ高いほど、カジノが得をしてお客が損をする確率が高いといえます。また確率の問題なので、カジノは短期的には負けることがあっても、長期的には賭ける人の数や金額が多ければ多いほど、安定した収入が得られます。(後編につづく)