- 大山真理
- アメリカ(ロサンゼルス)在住。夕刊フジなど新聞や、日経ヘルス(日経BP社)などの出版社、30都市徹底ガイドなど各種媒体に健康、流行、旅行、インタビュー記事などを執筆。訳書に「『もう頭にきた』と思ったときに読む本」など。テレビ番組の取材コーディネート、通訳、東京FM、FM802、FM815などでラジオレポートも行う。
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こちらは、モノグラム入りの男性用ラップ。ラップの右下にある図案化された文字がモノグラム
モノグラムをご存知だろうか? 名前の頭文字を図案化した組み合わせ文字のことで、これを自分の持ち物に入れてくれるショップがある。それが「Monogram Shoppe(モノグラム・ショップ)」。ここでは、子どもの持ち物だけでなく、女性用の化粧ポーチやバッグ、ベッドカバーやタオル、そして、男性もナイトガウンなどにモノグラムを入れると聞けば、少し驚かれた方もいるのでは? 大人でも自分の持ち物に名前を入れるとは、いかにもアメリカ的な発想だ。
モノグラム入りのせっけん。こんなせっけんがある家庭には、モノグラム入りグッズが勢ぞろい
まず、日常的に目にするのは、文房具。自分の名前が大きく入ったカードやメモ帳をオーダーして作り、お礼状として使ったりする。また、枕カバーやシーツなど寝室グッズもモノグラムを入れるには最適。これで物足りなくなってくると、客室用バスルームに、オブジェの一部となるせっけんもモノグラム入りに。そして、前述したとおり、男性も自分のシャツの袖や胸ポケットにモノグラムを入れるようだ。と、ここまでくれば、「へ〜」という驚きが、「なぜ?」に変わるのでは?
「これは、自分だけのもの!」と思える感覚も、うけている理由だとか
実は、このモノグラム、昔はお金持ちの象徴だった。ことのはじまりは、1800年代。貧富の差が激しかったこの時代に、自分の持ち物に名前を入れるのは、一種のステータスだった。これが同店オープンの8年前にマーサ・スチュワートが紹介し、再度、ブームに火がついたというわけ。そして、今でも、自分の名前が入った持ち物を見ると、「私はとっても価値のある存在!」「私はとても重要な人物」と思えるそう。こうなったら私たち日本人も、モノグラムを入れてみる?
ショップで扱う商品を買うと、無料でモノグラムを入れてくれる。持ち込みの場合は、15ドルから
■ The Monogram Shoppe
住所:201 1/2 Ave i, Redondo Beach, CA 90277
電話番号:310 540-0503
営業時間:月曜〜土曜:10:00〜17:00
ウェブサイト: www.themonogramshoppela.com
アクセス:ロサンゼルス空港方面から「Sepulveda Blvd(途中名称が「Pacific Coast Highway」へ変更)」を南下すること約30分。「Avenue I」で右に曲がり、2本目の「Catalina Ave.」の手前にある右手のショップ。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/02/13)
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