節約旅行の味方は、どこでもバスが一番

日本でもエコノミーな移動手段として、若い人を中心に人気がある長距離バス。同じ様なバスは、アメリカやカナダ、オーストラリアといった、日本よりはるかに広大な国土の国でも走っています。グレイハウンドバスは、その3つの国にある、全国を網羅する路線を持つバス会社です。ただ「同じ様な」といっても、そのスケールにはだいぶ差があります。例えば、日本ならかなり長距離路線と思われる、東京と福岡を結ぶバスは、片道約14時間半かかります。一方アメリカのロサンゼルスとニューヨークを結ぶバスは、なんと約67時間半。ほぼ3日の行程です。

夜行バスを活用して宿代も浮かせられる、アメリカの節約旅行の強い味方、グレイハウンドバス 夜行バスを活用して宿代も浮かせられる、アメリカの節約旅行の強い味方、グレイハウンドバス

時間はたっぷりある人におすすめのグレイハウンドバス

もちろん同じバスがずっと走る続けるわけではなく、いくつかの都市で乗り継ぎながらの移動となりますが、バスで大陸を横断することが可能なのです。料金は西海岸のロサンゼルスから、東海岸のニューヨークまで、距離にして約5000kmを走って$275。航空券が安くなっている現在、同じルートを飛行機で飛ぶと$380程度ですから、この金額が安いかどうかは、判断が難しいところですが、時間はあるので、のんびりアメリカを見てみたいという人には、選択肢のひとつにはなるでしょう。

全米3100以上の都市をカバーする路線網

かつて決まった日数の間は、無制限に乗り降りできる「アメリパス」というものが存在していたのですが、現在はありません。とはいえアメリカ全土3100以上の都市を結んでいる路線網は、アメリカのほとんどのエリアをカバーしています。空の旅が点と点をつなぐ旅とすれば、バスは面が見られる旅と言えるでしょう。飛行機からは決して見ることができない、普通のアメリカの都市の姿や、荒涼とした砂漠地帯や地平線まで続く広大な麦畑の風景を、バスなら大きな窓越しに見ることができるのです。

使い方次第で足にも宿にもなる便利なバス

グレイハウンドバスは、普通の人の移動手段です。なので人里離れた場所にある観光地にはあまり行ってくれません。でもその観光地に向かうツアーバスが出発する町には必ず寄るはずです。飛行機と違って、ほとんどの場合、バスは街の中心地にある停留所(バス・ディーポ)に止まるので、街に着いてからの移動も便利です。また朝、街に着いて、1日観光した後に夜行バスに乗れば、寝ている間に次の目的地に移動ができて、宿代が浮くというメリットもあります。