「欠航(Flight Cancel)」の表示に唖然

もう15年も前になる古い話で恐縮ですが、友人たち6名でアメリカにスキーに行ったことがありました。目的地はユタ州のソルトレイクシティ。往復ともロサンゼルス経由のデルタ航空のフライトでした。現地で1週間楽しく過ごした後の帰路での出来事です。その日の午後の早い時間に乗り継ぐために、早朝ソルトレイクシティを出発。ロサンゼルスには定刻通りに到着したのですが、東京行きの乗り継ぎ便の表示が見当たりません。

欠航になると余裕のない人は大変だが、時間のある人には一泊分のおまけに 欠航になると余裕のない人は大変だが、時間のある人には一泊分のおまけに

晴天のロサンゼルス空港で雪のために欠航

デルタ航空の地上職員に聞いてみると「雪のために東京便は欠航です」とのこと。一瞬「?」でしたが、よく聞いてみると東京を出発するはずのフライトが雪のために飛べなかったために、LA発のフライトもキャンセルになってしまったのでした。天候が原因とはいえ、航空会社の都合で欠航したので、私たちは別の便に振り替えてもらう権利があります。幸い、ロサンゼルスと日本を往復しているフライトは多いので、全員が同じフライトでなければ、代替フライトで帰ることができるので大丈夫。それがデルタ地上職員の言葉でした。

予想外の展開に焦る人、喜ぶ人

ところが、この日の日本行のフライトはどれも満席に近い状態のものばかりで一向にフライトが決まりません。友人のひとりは仕事の関係で、どうしてもその日のフライトに乗る必要があったので、表情が変っていきます。すると突然のアナウンス。「本日のフライトを諦めていただいたお客様には、明日の搭乗を確約したチケットと今夜のホテル、さらに現金100ドルを差し上げます」。多くの乗客がどうしようか迷っていましたが、筆者と友人は、ひとりを除いて真っ先に手を挙げたのでした。

突然の延泊を楽しむことができたのは余裕のあるスケジュールのため

5人がフライトを諦めるのだから、一人は必ず今日のフライトに乗せて欲しいと厳しい口調で(内心は喜びながら)リクエストすると、すぐに友人の便が決定。預けた荷物は翌日の便に乗せるために引き取りができませんでしたが、LAに残った5人は、100ドルのおこずかいをポケットに、空港を出てまっすぐレンタカー会社に直行。おまけの延泊を楽しんだのでした。現在は現金ではなく、空港内で使えるクーポンなどになっているようですが、航空会社の都合で欠航になった場合はホテル代とその日の夕食は航空会社の負担です。ただし最近のLCCでは、航空会社都合の欠航でも、代替フライトを手配してくれなかったり、ホテル代を出してくれなかったりすることがあるようなので注意しましょう。