外での飲酒に厳しいアメリカだが、ここは別!

メンフィスのビール・ストリート、その2からの続きです。このビール・ストリート、アメリカでは珍しく、通りでのビールや酒の持ち歩き飲みがOKなんですよ。なので、観光客の皆さん、店から漏れる音楽を聴きながら、ビールを片手にふらふら歩いていています。人が多いのは週末の19〜24時ぐらいでしょうか。歩行者天国となっている通りの両端にはパトカーが停まり、ポリスが巡回しています。そしてお客年齢層はけっこう高いです。きっと50代が平均でしょうか(笑)。3日間通ったのですが、うち1日、バイカーたちが集まっている日がありました。アメリカ映画に出てくるような、大きなバイクがゾロリと通りに停められている姿は壮観でしたよ。

この日はバイカーたちの集会があったのか、バイクが大集合! この日はバイカーたちの集会があったのか、バイクが大集合!

ブルースの父、W.C.ハンディが住んでいた家

ビール・ストリートの東の端をちょっと左折したところには、小さな「W.C.ハンディ・ホーム博物館」があります。W.C.ハンディことウィリアム・クリストファー・ハンディは、「ブルースの父」と呼ばれる人物で、厳密にはブルースというよりジャズミュージシャンですが、彼が1903年にミシシッピのデルタ地帯を旅行した時に、地元で演奏されていたブルースを知り、それを広めて、アメリカ国内でブルースが知られることになります。彼は1906年から1918年まで、メンフィスのこの小さな家に滞在していました。その時に彼はいくつものブルースを作曲しましたが、ルイ・アームストロングで有名な「セント・ルイス・ブルース」は1914年に書かれたものです。その他にも、「メンフィス・ブルース」「ビール・ストリート」ブルース」など地名を織り込んだものも有名なので、メンフィスを訪れる前に、一度聞いてみるといいでしょう。

周辺にも音楽好きにはたまらない見どころが

ビール・ストリートではありませんが、そこから徒歩5分以内にハードロック・カフェ、FedExスタジアム、メンフィス・ロックンソウル博物館、ギブソンギター工場があり、徒歩10分にはキング牧師が暗殺されたロレインモーテル(現在は国立公民権博物館)があります。観光と合わせて見に行ってはどうでしょうか。帰りが心配という方は、夜中でもちゃんとビール・ストリート入り口にタクシーが停まっているから大丈夫ですよ。メンフィスとブルースに関して予習したい、という方はドキュメンタリー映画「ロード・トゥ・メンフィス」がおすすめです。W.C.ハンディの曲を聴きたかったら、サッチモことルイ・アームストロングによる「Plays W.C.Handy」というCDがおすすめです。「セント・ルイス・ブルース」「メンフィス・ブルース」といった代表曲が聴けますよ。

夜でもパトカーが停まって、警官が常にいるので安心 夜でもパトカーが停まって、警官が常にいるので安心