アメリカ音楽好きなら一度は行ってみたい博物館

アメリカ南部テネシー州にある音楽の町、メンフィス。アメリカ音楽ファなら見逃せない観光ポイントがいくつかありますが、今回ご紹介するのは「メンフィス・ロックンソウル博物館」です。ここはメンフィスで育まれた、1950〜60年代のブルース、ロック、ソウルに関する博物館で、こんなものがあるとはさすが音楽の町ですね。場所はダウンタウン随一の繁華街ビール・ストリートから南へ200メートル、歩いて3、4分。FedExスタジアムの入り口にあり、向いはギブソンのギター工場です。それでは、さっそくこの博物館に入ってみましょう。

メンフィスに行ったら、ぜひ訪れてみよう メンフィスに行ったら、ぜひ訪れてみよう

展示はブルースの誕生とラジオの普及から

博物館の開館時間は10:00〜19:00で、チケット代金は12ドル(約1350円)。最終入場は18:15ですが、音楽好きな人ほど長居したくなるので、見学に2時間は必要かもしれません。まず入り口でヘッドホン式の音声ガイドをもらいます。最初のコーナーで6、7分程度のドキュメンタリー映像が上映されており、この上映の切り替わりのタイミングで入場です。館内の写真撮影は、ストロボを使わなければOK。展示は基本的には時代順で、最初はブルースの黎明期。当時の南部の黒人農民の暮らしぶりや、そこからブルースが生まれた経緯などの解説があります。レコードとラジオの普及では1930〜40年代のラジオやプレイヤーの展示、そしてコーラスグループの登場と続きます。

メンフィスで録音された、ブルースやロックンロールナンバー

時代は下り、展示はメンフィスにあった初めての黒人専門ラジオ局WDIAや、ブルースマンのB.B.キングの登場、そしてサン・レコード黄金期へと続きます。この時期はロックの黎明期でもあり、エルヴィス・プレスリー、ジェリー・リー・ルイスと言った大スターがメンフィスから登場します。彼らが着た衣装や、B.B.キングのギターなどの楽器の展示もありますよ。注目は置いてあるジュークボックスです。音声ガイドに曲の番号を入力すると、それが聴けるのです。1台に20曲ほどあり、音楽ファンなら「すべて聴きたい」と思うでしょう。私はすでにここでハマってしまいました。しかもこのジュークボックスが展示に合わせて、3台ぐらい設置されているんですよね。本当に60曲、全部聴きたいと思いました(笑)

館内は音楽ファンには興味のある展示ばかり 館内は音楽ファンには興味のある展示ばかり

エルヴィス最後のNo.1ヒットといえば

さらに時代は下り、60年代に入ります。メンフィスにあったスタックス・レコードで活躍した、オーティス・レディング、サム&デイヴ、ブッカーT & MG’s、アイザック・ヘイズなどの登場です。彼らの衣装やそれにまつわるグッズが展示されています。個人的には、もう最後の方の展示ですが、エルヴィス・プレスリー最後の全米No.1ヒットとなった名曲「サスピシャス・マインド」に関するものが惹かれました。オリジナルはマーク・ジェイムズがその前年に発表したものですが、そのマーク・ジェイムズが書き付けた歌詞や、レコーディングで使われたギターやオルガンが展示されています。ジュークボックスでこの曲を聴きながら見ると、より素晴らしさが伝わりますよ。

見学が終わったら、他の見どころへも!

最後に売店があるので、何か記念に買って帰るのもいいかもしれません。それとこの博物館前は、サン・スタジオ・シャトルというバスの発着点になっています。毎時30分発着で、このあと、ハートブレイクホテルやグレイスランド、サン・スタジオに向かいます。無料なのでぜひ利用してみましょう。最新情報はHPをチェックしてみてください。www.memphisrocknsoul.org