ギターが完成するまでの過程が間近で見られる

メンフィスにあるギブソン・ギター工場見学ツアー。前編からの続きです。工場内に入る前に、メガネのようなプロテクターを渡されます。これは、中は木を削っていたりするので、粉塵から目を守るためのもの。着用が義務付けられています。ガイドの説明は英語ですが、自分でギターを弾くぐらいの人だったら、なんとなく意味はわかるのではないでしょうか。最初の廊下には、B.B.キングなど、メンフィスゆかりのギタリストのサイン入りギターが展示されています。また、ここを訪れた人のサインもありました。いよいよ扉を開け、工場内に入ります。最初は木の板からギターの形を切り出し、それをなめらかに削り、ボディを張り合わせる行程です。塗装前のギターの板のサンプルがあり、それを手にとって見ることができました。

工場のロビー。予約した人はここに集合して、ツアーの開始を待つ 工場のロビー。予約した人はここに集合して、ツアーの開始を待つ

次第に形になっていくギター

そのあとは完成したボディにネックをつけます。よくギターに当たり外れがあるという話を聞きますが、この作業工程を見ていると、なるほどと思います。それは技術ではなく、材料となる木そのものに同じものがないからです。板の木目もバラバラだし、出来上がりには偶然の要素が強いと思いました。そのあとはヘッドに弦を巻くペグなどがつけられていきます。最後の部屋が、組み立てたギターを塗装する場所。吊るされたギターに、大きなスプレーで色をつけ、その上にツヤが出るラッカーを吹き付けます。そうしてようやく、私たちが見慣れたギターが完成するのです。

ツアーに参加しているのは、世界各国のギブソンファン?

ツアーは約45分。世界各国から集まったツアー参加者たちは、みな、真剣な眼差しでギターを作る職人たちの手さばきを見ていました。話している言葉も英語以外にドイツ語やフランス語が飛び交っていました。ちなみにこの工場で作られているモデルは、ESシリーズなどエレクトリックのみ。次はどこかでアコースティックギターの製造も見てみたいなと思いました。ギターファンの皆さん。メンフィスに寄ったら、ぜひこの工場に寄ってみてくださいね! ツアーの詳細は、以下のHPを参照してください。
http://www.gibson.com/Gibson/Gibson-Tours.aspx