メンフィス観光の中心にあり、ロケーションが抜群

メンフィスのダウンタウンには、観光客が利用しやすいホテルがいくつもありますが、今回紹介するピーボディ・ホテルPeabody Hotelは、ホテルそのものが観光名所と言っていいでしょう。場所はダウンタウンの中心で、歩いて2ブロックのところにはブルースのふるさとでメンフィス随一の繁華街「ビールストリート」が、1ブロック半には小泉元首相も来店したというBBQリブの名店「ランデヴー」があるなど、ロケーションは抜群。遅くまで音楽を楽しんで飲んでも、歩いて帰って来られる距離です。しかし、このホテルを全国的に有名しているのはそのロケーションではなく、“カモ”なんです。

ホテルに隣接した商業施設ピーボティプラザ。道路標識の「B.B.King St」にも注目! ホテルに隣接した商業施設ピーボティプラザ。道路標識の「B.B.King St」にも注目!

毎朝、ロビーの池に出勤してくる“スタッフ”

ピーボディ・ホテルのロビーには池がありますが、よく見るとそこを本物のマガモが泳いでいます。実は彼らはこのホテルの立派なスタッフなのです。毎朝11:00、このマガモたちは屋上にある飼育小屋からエレベーターに乗って出勤してきます。仕事場はロビーの池。そして宿泊客の目を楽しませ、17:00になると“帰宅”の時間がやってきます。池を出たマガモたちは再びエレベーターに乗って、屋上の“自宅”に帰っていくのです。この出勤と帰宅風景を見ようと、その時間になるとロビーには観光客が集まってくるんですよ。

70年も続いている“ダックマーチ”

この“ダックマーチ”と呼ばれるイベントは、いつから、またどうして行われるようになったのでしょうか? ホテルの案内によれば、1933年に当時の支配人が狩りに出かけた時に、囮のカモをホテルの池で泳がすことを思いつき、連れ帰ったのが始まりと言います。さらに1940年、ドアマンのエドワードがこのカモを調教して小屋から噴水まで行進させることを思いつきます。エドワードはその後、40年も“ダックマスター”としてこのホテルで働いていたそうです。現在は新しいダックマスターに変わりましたが、このダックマーチは今も続いているんですよ。もちろん、このホテルのシンボルは3羽のアヒルです! 写真はこちらの公式HP(www.peabodymemphis.com)で見てください

あのプレスリーも来ていた店がホテル内に!

このピーボティ・ホテルに行ったら、あとはホテル内にある紳士服専門店「ランスキー Lansky」にも立ち寄ってください。実はこの店、あのエルヴィス・プレスリーがよく来ていたという店なのです。デビューしたばかりでお金がなかったエルヴィスに、店主が服をプレゼントしたのがきっかけだとか。そのあと、エルヴィスは全国的なスターになった後も、時々店に来ていたといいます。お店のHP(www.lanskybros.com)には、この店を訪れたカルロス・サンタナやロバート・プラントといったロックミュージシャンの写真も見られます。このホテルに寄ったら、ランスキーもお忘れなく!