音楽の町、メンフィスの見どころを無料で結ぶシャトルバス

みなさんは、アメリカのルーツミュージックの町というとどこをイメージしますか? アメリカ中西部から南部にかけてのシカゴ、ナッシュビル、ニューオーリンズは、ブルースやカントリー、そしてロックンロールの黎明期に多くの優れたミュージシャンを輩出した町です。メンフィスもそんな町のひとつで、1940〜60年代にかけてポピュラー音楽が栄えた場所です。今回はそんなメンフィスの音楽にまつわる見どころを結ぶ便利な無料バス、サン・スタジオ・シャトルを紹介しましょう。

シャトルバスはメンフィス・ロックンソウル博物館とギブソンの工場の間の道から出発する シャトルバスはメンフィス・ロックンソウル博物館とギブソンの工場の間の道から出発する

プレスリー関連の見どころに行くなら

メンフィスといえば、黒人ブルースを浮かべる人も少なくないと思いますが、一般的なアメリカ人にとっては、何といってもエルヴィス・プレスリーです。青年期をメンフィスで過ごしたエルヴィスは、18歳の時にこの町のサン・スタジオで母の誕生日プレゼントのためにレコードを録音。そこからロックンロールの歴史が始まったと言ってもいいでしょう。このシャトルバスはそのサン・スタジオが運営するもので、このスタジオを中心にメンフィスにあるエルヴィス関係の見どころを回ります。自力で行くと、レンタカーかタクシーを利用しないと行けない不便な場所が多いので、利用のしがいがありますよ。しかも無料です!

ダウンタウンでシャトルバスが出発するのは

バスが停車する場所は全部で4か所。市内のダウンタウンからは、繁華街ビール・ストリートから徒歩2、3分にあるメンフィス・ロックンソウル博物館前から乗車します。ここはその名の通り、メンフィスで生まれたブルースやロックンロールについて展示する博物館で、B.B.キングやジェリー・リー・ルイス、そしてエルヴィスといったメンフィスゆかりのミュージシャンの私物を見ながら、その歴史を追うことができます。向かいにはギブソン・ギター工場もありますよ。10:30の最初のバスから17:30の最終バスまで、シャトルバスは1時間おきに出発しています(最終バスが戻ってくるのは18:30)。私が利用した時は、本当にぴったりの時間に来て、人の乗降が終わるとさっと出ました。停車時間は2分ぐらい(笑)。行けば乗客がなんとなく路上で待っているので、わかるでしょう。乗り遅れのないように!(後編に続く)