ショッピングならロイヤルストリートへ

フレンチクオーターの町歩きガイド・その2からの続きです。バーボンストリートが夜の通りだとしたら、その一本南を並行して走るロイヤルストリートは昼の通りでしょうか。こちらはバーはなく、土産物のショップやアートギャラリー、アンティークショップ、カフェなどが中心なので、夜は21時頃には閉まってしまう店がほとんどです。そんな数々の店に寄りながらこの通りを歩くと、何軒もの素敵な邸宅が目に入ります。フレンチクオーターで最も美しいアイアンレース(バルコニー飾りに使われる鉄細工)のバルコニーがあるという「ミンテンベルガーハウス」、1811年にニューオーリンズ初の3階建てとして建てられた「ル・モニエ・マンション」、1792年に建てられ現在は歴史資料館になっている「メリューハウス」、建築家の家を博物館として公開している「ギャリエハウス」などは、ぜひ足を止めて見てみましょう。

ジャクソン広場の後ろに見えるのはセントルイス大聖堂 ジャクソン広場の後ろに見えるのはセントルイス大聖堂

ナポレオンの名がついた屋敷

ロイヤルストリートからもう1本、ミシシッピ川の方へ行くと、今度は東西に並行して走るチャータースストリートに出ます。このあたりまで来ると一般住宅も多くなってきますが、レストランやショップもちょこちょことあります。1826年築の「ボールガール・カイズ・ハウス」など、邸宅のうちの何軒かも有料で公開されています。変わったところでは、「ナポレオンハウス」と呼ばれている建物があります。1821年にナポレオンは大西洋の孤島のセント・ヘレナに流されてしまいますが、大のナポレオン好きというニューオーリンズ市長のニコラス・ジローは、仲間たちとナポレオンを救出して連れ出そうと計画します。そして彼はナポレオンに住んでもらう家としてこの建物の増築まで始めたのですが、ナポレオンの死と共にその計画は消えてしまいました。ちょっとホラ話のようですが、とにかくそんな言われがある建物です。現在は、1階はカフェ&バーになっています。

アメリカ最古のカテドラルがある

チャータースストリートを越えて、さらにミシシッピ川の方へ向かうと、ディケーターストリートに出ます。この先はもうリバーフロントですね。チャータースストリートとディケーターストリートの間には、フレンチクオーターのランドマークである「ジャクソン広場」とそれに面した「セントルイス大聖堂」があります。このあたりは、散策する観光客が一番多いところです。セントルイス大聖堂は、1794年に建てられたアメリカ最古のカテドラル(司教座聖堂)。「カテドラル」とは、カソリックの司教座がある教会のことで、そのため、1987年には当時のローマ法王がここを訪れたそうです。(その4に続く)