日本になかなか来ない大物アーティスト

海外のロックバンドが好きです。最近の若い人は洋楽を聴かないそうですが、私がまだ学生の頃は洋楽ロック全盛期で、バンド関係の人は、まず海外のロックを聴いていました。私は海外のいろいろなバンドやアーティストが来日すると見に行っているほうなのですが、どうしてもいまだ見ることができない大物アーティストたちもいます。来日がない、あるいはここ10年は来ていないアーティストの中で、「死ぬまでに見たい」と思っていたのは、次の4組でした。ブルース・スプリングスティーン、フリートウッド・マック、ヴァン・モリソン、トム・ペティ&ハートブレイカーズです。彼らが日本に来ないのにはさまざまな理由がありますが、現地と日本の人気との落差があることが一番大きいですね。

日本に来ないアーティストなら海外に行って見るしかない! 日本に来ないアーティストなら海外に行って見るしかない!

日本に来なければ、こちらから出向く

さて2015年、70年代に1700万枚ものビッグヒットを飛ばした大物バンドのフリートウッド・マックが、黄金期のメンバーで久々に再結成ツアーを行いました。その時、彼らはオーストラリアとニュージーランドまでは来たのですが、残念ながら来日はありませんでした。彼らなら、ドーム級のライブを数回しなければギャラが出ないでしょう。しかし日本ではそこまでは人気がありません。私はネットのスケジュールを見ながら迷いましたが、結局行くのをあきらめたのでした。その翌年の2016年1月、デヴィッド・ボウイの訃報のニュースを聞いた時、「ロックの大御所の人たちの高齢化が進み、早く見ないともうチャンスはないかも」と強く感じました。そこで、「日本に来ないなら、こちらから海外に行ってやろう」と強く思ったのです。

孤高のソウルシンガー、ヴァン・モリソンを見に

2016年2月、日本に一度も来たことがないアイルランドの伝説的シンガーのヴァン・モリソンが、ニューオーリンズのジャズ&ヘリテージ・フェスに出ると知り、いてもたってもいられなくなりました。それまで海外には仕事柄、幾度となく行ってはいるのですが、ライブを見るのが目的で渡航するのは初めてです。幸い同行してくれる友人が見つかり、4月末にニューオーリンズへ。朝空港に到着し、その日の夕方はヴァン・モリソンを会場で見ていて、声援を送っていました。ヴァン・モリソン71歳、いや、行ってよかったと思いましたよ。

狙い目は海外フェス

フェスのいいところは、とりあえずフェスの会場に入ってしまえば、なんとか見たいアーティストが見られるということです。コンサートだとチケットが手に入らなかったり、値段にプレミアが付いていたりしますからね。このニューオーリンズのジャズ&ヘリテージ・フェスの2016年の観戦記は、たびナレの「海外フェスへ! ニューオーリンズ・ジャズフェス 準備編」などにすでに掲載しましたので、詳しくはそちらをご覧ください。(後編に続く)