観光でお金がかかる中で、入館無料はうれしい

アメリカ南部にあるルイジアナ州随一の観光地といえばニューオーリンズでしょう。その観光の中心となる旧市街のフレンチクオーターには、多くの観光スポットがありますが、一つ一つ入ると入場料で結構お金が出て行きます。そんな中で今回紹介するのは、うれしい無料の観光スポット。現在は州立博物館として公開されている「旧造幣局」です。場所はフレンチクオーターの南東の角。フレンチマーケットの向かいなので、散歩がてら行ってみましょう。ジャクソン広場からだと徒歩、6、7分ぐらいでしょうか。

2階はジャズの展示室になっている「旧造幣局」。これはルイ・アームストロングが最初に使ったというコルネット 2階はジャズの展示室になっている「旧造幣局」。これはルイ・アームストロングが最初に使ったというコルネット

紙幣以前はコインが通貨の主役で、それがここで造られていた

ここはコインを鋳造する合衆国造幣局として使われていた建物で、現在はアメリカ国定歴史建造物に指定されています。コインの鋳造が始まったのは1838年。おもに高価な金貨や銀貨がここで造られていました。この工場は南北戦争の中断を挟み、1909年に閉鎖されるまで稼働していました。閉鎖の頃には時代は変わり、通貨の主流は紙幣になっており、金貨などの高価なコインは造られなくなっていました。それでは博物館の中に入ってみましょう。展示室として公開されている部分は数室で、それほど広くはありません。1階はコインなど貨幣のコレクションと、鋳造機の展示があります。

2階にはニューオーリンズのジャズ関係の展示が

もっとも私のお目当ては、ジャズ関係の展示(ニューオーリンズ・ジャズクラブ博物館)の方です。この建物の二階には、規模は大きくはありませんが、この町で生まれた初期のジャズについての歴史を、写真資料や楽器などを通じて伝える展示室があります。ジャズの創始者の一人とも言われる、サッチモことルイ・アームストロングが最初に使った1913年製コルネット、そして彼が最後に使ったというトランペットとマウスピースもここに展示されています。

観光の合間に立ち寄ってみよう

他にも展示には、ニューオーリンズゆかりのミュージシャンのものや、毎年行われているニューオーリンズ・ジャズ&ヘリテージのポスターなど、音楽ファンには見ていて楽しいものがあります。ざっくり見ても15分ぐらいの展示なので、フレンチマーケットの観光の合間などに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
●Old U.S. Mint
[住]400 Esplanade Ave. [開]10:00〜16:30 [休]月曜・祝日 [料]無料