ギフトショップにずらりと並ぶマスクは圧巻

家族へのおみやげを買うため、ニューオーリンズのフレンチ・クォーターのとあるギフトショップに立ち寄った時のことです。お店のドアを開けてすぐ、わたしの目に飛び込んできたのは壁一面にずらりと並べられた色とりどりのマスク。そうです、あのマルディグラ・マスクです。美しい装飾が施された繊細なデザインから、カラフルな羽根をあしらったゴージャスなものまで、その種類もさまざま。「その土地でしか買えないおみやげ」を探していた私には、マルディグラ・マスクはまさに打ってつけ! 壁に飾れるかわいらしいマスクを、両親へあげるため買うことにしました。

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リオと並ぶ、世界でも有名なカーニバル

カトリックの年中行事に由来するお祭りとして、毎年1月6日から始まるニューオーリンズ・マルディグラ。リオのカーニバルと並ぶ世界で最も有名な謝肉祭のひとつで、初日からパレードや舞踏会(仮面舞踏会)などが始まります。このカーニバルに参加するため毎年大勢の観光客が訪れ、この時期のニューオーリンズの人口は通常の2倍以上になるとか! 町にはコスチュームとマスクを身に付けた人たちで溢れ、お祭り気分をさらに盛り上げます。

パレードで投げられる、ネックレスやコイン

子どもの頃は、毎年マルディグラのパレードを見学していたという友達。「フロート(日本で言うところの山車)」に乗るクルーたちが投げるビーズのネックレスやダブルーンと呼ばれるコインをキャッチするため、小さいながらも必死になって手を伸ばしていたのだとか。ちなみにパレードで投げられるカラフルなビーズのネックレスはギフトショップなどでも買えるのですが、特に紫・緑・黄色のものが印象的。これらはマルディグラの伝統的な色だそうで、紫色は正義を、緑色は信頼を、そして黄色はお金を表しているのだそうです。同じくマルディグラのテーマ色に彩色された「ダブルーン」はプラスチックまたは金属製のコインで、これも群集に向かって大量に投げられます。コインにはクルーの紋章や名前、創設された年月、そしてパレードの年とテーマが刻まれているとか。ちなみに日付けが入っているダブルーンは、かなり価値があるのだそうです。

マルディグラの歴史とその位置づけ

ニューオーリンズのマルディグラは、ルイジアナがまだフランス領だった頃、初期のフランス人入植民者によって持ち込まれたものだと言われています。以後、さまざまな規制や緩和などを経て、今に至っています。実は2005年8月にハリケーン「カトリーナ」が町を襲った際、翌年のマルディグラ開催は危ぶまれていました。しかし多くのクルーたちによって(例年より縮小されたものの)それは実現され、見事成功! それにより、ニューオーリンズの人々は災害からの復興を改めて確信したそうです。観光的な要素ばかりが取り上げられがちなマルディグラですが、地元の人たちにとっては心の拠りどころでもある大切なイベントなんですね。