- 大塚ばつ丸
- 大阪在住。欧米旅行も可能な日数が取れる夏休み、冬休みなどの時期は別として、一日の有給休暇を取るだけで行ける場所として回数を重ねるようになったのが韓国。趣味の旅行、映画、写真が結びついて、ロケ地を訪ねるホームページ「ばつ丸のロケ地を旅する」を始める。
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ダコタアパート
これはスペイン映画「オープン・ユア・アイズ」のリメイクで、その権利を獲得したのがプロデューサー兼主演のトム・クルーズ。そしてハリウッド版でも同じ役を演じているのがスペインの女優ペネロペ・クルス。この共演をきっかけにしたトム・クルーズとの交際が当時話題になった。
イマジン・メモリアル
ニューヨークにある出版社の若きオーナー、トム・クルーズは豪華な高級アパートに住んでいるという設定で、セントラル・パークに隣接するダコタハウスが使われている。このアパートは1980年12月8日に、元ビートルズのジョン・レノンが凶弾に倒れた場所としても有名で、その現場を見に訪れる人も多い。
映画の主題歌「バニラ・スカイ」はポール・マッカートニーの書き下ろし。そして、トム・クルーズが「僕はジョージ(ハリソン)が好きだった」というセリフをしゃべるなど、この映画は何かとビートルズとのかかわりが深い。ダコタハウスから近いセントラル・パーク内にはジョン・レノンを追悼するイマジンのメモリアルがあり、いつも花が飾られている。
交通事故現場
トム・クルーズの心変わりを感じ取った恋人、キャメロン・ディアスは車にトムを乗せ、わざと道路脇の壁に激突させる。映画はここから一風変わった展開を見せるが、その事故シーンを撮影した場所はハドソン河沿いに走るリバーサイド通りが下の道と立体交差する陸橋で、ニューヨークのアッパーウエストにある。
ブルックリン橋の下から
ビルの屋上に立ったトム・クルーズがマンハッタンの南方向を眺めるシーンがある。この場面に写っている貿易センター、ツインタワーは9.11テロで破壊される以前に撮影された本物で、製作スタッフはあえてCGでビルを消すことはしなかったという。したがって、この貿易センタービルはハリウッド映画に写った最後の姿ということになるかもしれない。以後、ニューヨークを舞台にした映画の定番だった貿易センタービルの見えるカットはなくなり、またブルックリン橋の下から貿易センタービルをのぞむ、いかにもニューヨークというアングルも見られなくなってしまった。
タイムズスクエア
普段なら人であふれている世界一の繁華街タイムズ・スクエアには人も車も通っておらず、その中をトム・クルーズひとりが駆け抜けて行く。シュールそのもののこの場面は映画誘致に積極的なニューヨーク市の協力を得て、タイムズ・スクエアの交通を実際に遮断して撮影されたという。
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