- 大塚ばつ丸
- 大阪在住。欧米旅行も可能な日数が取れる夏休み、冬休みなどの時期は別として、一日の有給休暇を取るだけで行ける場所として回数を重ねるようになったのが韓国。趣味の旅行、映画、写真が結びついて、ロケ地を訪ねるホームページ「ばつ丸のロケ地を旅する」を始める。
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自由の女神
この映画は当初から内容が秘密とされ、2007年の夏、タイトルのついていないポスターが何の前ぶれもなく公開された。自由の女神像の頭部がなくなり、対岸のマンハッタンから煙が上がっているが、その絵柄からはそれが天災なのか、あるいは何者かの襲撃によるものなのか全くわからない。
空から見たマンハッタン
続いて劇場で上映されるようになった予告編もまた謎に包まれていた。ニューヨークのビルが破壊され、火の手が上がっていても、その原因になったものは写っていない。不気味な地響きとうなり声が聞こえて来ることから、巨大な怪物だとは想像できるもののその姿は夜の闇の向うで見えない。そうするうちに、いきなり自由の女神の首が飛んで来て路上に音を立てて転がる。地響きとうなり声の主は何なのか。そしてどんな姿をしているのか……。
クライスラー・ビル
自由の女神像は『猿の惑星』の衝撃的なシーンをはじめ、これまでたくさんの映画でニューヨークの象徴として使われてきた。今回もまた何者かに襲われたニューヨークを表現するものとして登場している。
マンハッタンの沖に浮かぶリバティ島にある自由の女神像は9.11テロ事件の後、立ち入りが禁止され、その後台座にある展望台までは行けることになったものの、以前のように冠部分まで上がれるようになることは将来もないと発表された。
そうなると自由の女神は地上から見上げるだけしかないように思える。しかし、方法はもうひとつ! 空から眺めるという手が残されている。
エンパイア・ステート・ビル
マンハッタンにはいくつもの観光ヘリコプター業者がある。出発地はハドソン河やイーストリバー沿いにあるヘリポート。ヘリコプターからニューヨークをこの映画の日本サブタイトル“HAKAISHA”の目で見ることができる。飛行時間によりいろいろなコースが用意されていて、北部にあるヤンキースタジアムの周辺までカバーするものもあるが、どのコースにも自由の女神は含まれている。
セキュリティはたいへん厳重。参加するにはパスポートなど写真付きIDが必要で、バッグなどを持って乗ることは許されない。ただし、チェックを受けたカメラは各自持ち込むことができ、撮影するのは自由。
セントラル・パーク
エンパイアステートビルやクライスラービルなど摩天楼がヘリコプターの床にあるガラス窓越しに通り過ぎ、セントラルパークが足元いっぱいに広がるヘリコプター・ツアーは大迫力で、この体験は忘れられないものになる。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/04/10)
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