轟音と共に流れ落ちるカナダ滝。ちょうど太陽が照って虹が出ました!大迫力を体験してみてください。
たっぷりのマイナスイオンは世界最大
世界三大瀑布の一つ、アメリカ大陸の「ナイアガラの滝」は1万2千年前、氷河期によって削られて出来た滝。上流の4つの湖を水源とし、大量の水が365日24時間休むことなく轟音を響かせ流れ落ちています。地鳴りのような音と、吹き上がる水しぶきは遠くからでも確認できるくらいです。
全てのものを一瞬にして飲み込んでしまうような壮大な景色は、自然が生み出す奇跡だからこそ。滝つぼから吹き上がる霧雨のシャワー、そのマイナスイオン量は世界最大。もうたっぷり浴びるしかない!
(世界三大瀑布:他の二つは南米のイグアスの滝、アフリカのビクトリアの滝)
川からの流れはとても急。大量の水が一気に落ちていく様子を見ていると、自然の偉大さを実感します。
それぞれ個性があるアメリカ滝とカナダ滝
ナイアガラの滝に流れる水量は、春のピーク時には1秒間に5720㎥(ピンとこないでしょうが)、夏はその半分、夜間はさらにその半分。このように発電所で滝に流れる水量を調節しています。なぜなら自然のままだと滝は毎年1メートルのペースで侵食され、いずれは消滅してしまうからです。お蔭で現在は毎年3.6センチの侵食で留まっているのだとか。
滝はアメリカとカナダの国境をまたがって二つあり、それぞれアメリカ滝、カナダ滝と呼ばれています。アメリカ滝は落差55m、幅330m。滝の裏側やすぐそばを歩くアトラクションがあります。
カナダ側の展望レストランからの風景。手前がアメリカ滝、奥がカナダ滝。
滝と虹とのコントラスとは感動
一方、カナダ滝は落差52m、幅675m。幅が広く、形はU字型をしています。大きな川から勢いよく大量の水が直下、滝つぼに轟音とともに大衝撃を与え、跳ね返る。この迫力あるさまはどうにも言葉には表わせません。
アメリカ滝もカナダ滝も、どちらも落差の衝撃は13階建てのビルと同様で、生身で人が落ちると助からないようです。
滝に太陽が照ると、確実に虹が現れます。自然が作り出す滝と虹とのコントラストには感動です。
ナイアガラの滝に続く水はこんなに青く美しい! エメラルドグリーンです。
ニューヨークから日帰り可能
ナイアガラでは観光船「霧の乙女号」に乗って、アメリカ滝とカナダ滝の二つを同時に楽しみましょう。乗客には濡れないようにポンチョが配られるので、特に着替えの心配はいりませんが、屋根のない2Fデッキにいくと、水の勢いでポンチョが舞い上がり、水しぶきを激しく浴びてしまうのでズボンや靴は濡れてしまいます。
アメリカには世界遺産や国立公園など大自然名所がいくつか有りますが、街中にあるナイアガラの滝ほどアクセスが便利な所は無いかもしれません。個人で飛行機またはバスなどで行くことも可能。またニューヨークからの日帰りツアーもあります。
霧の乙女号に乗って、滝の水しぶきとマイナスイオンをたっぷり浴びよう。
【関連情報】
■ナイアガラフォールズの公式URL(日本語)
http://www.niagarajapan.com/home/
■霧の乙女号の運行は4月ごろ〜10月ごろまで。冬季でも滝は凍らず見ることはできます。詳しいスケジュール等はウェブサイトでご確認ください。
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