- 上西美子
- ニューヨーク在住。東京でのIT系企業勤務を経て、夫の赴任でマンハッタンへ。ニューヨークは米国の経済と文化の中心地で、かつ、異文化が輝く<サラダボウル>と呼ばれる街。刺激に溢れたこの街でフラワーデザイナーを目指して勉強中。一年を通してスポーツや娯楽などが楽しめるニューヨークから生の情報をお伝えします。
出発エリアをに変更しました。
プラザホテル(The Plaza Hotel)は20階建で、ホテルとコンドミニアムで構成されています。※フードホールにはメインエントランスからでなく、58通りの入り口からだとすぐ行けます。
デパートや高級ブランドが立ち並ぶ五番街を見て回ると、ちょっと休憩したくなるでしょう。そんな時のために、美味しい飲み物や軽食もとれ、かつ、綺麗で落ち着いたベスト休憩スポットをご紹介します(お手洗い完備)。
それは五つ星ホテル、プラザホテルの地下にあるフードホール。プラザホテルはセントラルパークの東南の角、59通りに位置します。こちらはフレンスルネッサンス時代のお城形式の建物で、アメリカ合衆国国定歴史建造物の指定を受けています。ちなみに、対面は立方体のデザインが特徴のアップルストア旗艦店です。
営業時間:月曜から土曜 午前8時から午後9時30分/日曜 午前11時から午後6時 フードホールのWebサイト:http://www.theplazany.com/dining/foodhall/
プラザホテルの地下にあるフードホールは、カリスマシェフのトッド・イングリッシュ(Todd English)氏のもと2010年にオープンしました。2012年にはホール面積を約2倍に拡大。フードホールは<デパ地下の食品街>といった感じです。日本人に馴染みのデパ地下ですが、ニューヨークでは珍しいです。そのせいか、あまり知られていないようで、今のところ混雑していません。入店数は14店。いずれもカリスマシェフに選びぬかれた絶品フードばかり。座席数は75席と多く、ゆとりある空間になっています。
パイヤールの色鮮やかなマカロン。こちらはケーキも宝石のように美しくて美味しいです。
フレンチスタイルのホテルに合わせて、フードもニューヨーク発フレンチスタイルのものが中心です。スーツは、アッパーイーストサイドから高級パティスリーのパーヤール(FP PATISSERIE BY FRANCOIS PAYARD)とミルクレープで有名なレディー・エム(LADY M)、1940年代から続く老舗ウィリアム・グリーンバーグ(WILLIAM GREENBERG)、チェルシーのスリータルツ(THREE TARTS)、トッピングが豊富なフローズンヨーグルトのヨアート(YOART)など。
タルティナリーのカウンター、こちらはフレッシュなフルーツジュースも評判。
伝統的なフレンチビストロをモダンにアレンジしたタルティナリー(TARTINERY)では、シンプルで健康的な本物の料理にこだわっています。こちらのパンの生地はフランスからのお取り寄せだそう。また、ルークズ・ロブスター(LUKE’S LOBSTER)はメイン州産ロブスターを使用。こちらのロブスターロールはロブスターがたっぷりです。他に、高級寿司のスシ・オブ・ガリ(SUSHI OF GARI)も出店。特別メニューがあり、伝統的な寿司の枠を超えた見た目が鮮やかなカクテルスタイルの創作寿司も楽しめます。
大理石が敷かれた豪華なカフェのプラムコート(THE PALM COURT)。アフターヌーンティーもあります($50と$60の2種類)。
フードホールをご紹介しましたが、プレザホテルは観光スポットとしてお勧めです。というのは、日本のバブル景気の引き金となった、1985年に行われたG5による『プラザ合意』の会場となったのが、このホテルなのです。
また、様々な作品の舞台になっています。例えば、アメリカの作家F・スコット・フィッツジェラル作『グレート・ギャッツビー』、映画では『追憶』『ホームアローン2』『ブライダル・ウォーズ』、ドラマでは『セックス・アンド・ザ・シティ』『ゴシップガール』など多数。ぜひ訪れてみて下さいね。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2013/04/30)
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