今やハーレムも観光地に

ニューヨークはマンハッタンの北部、ハーレムと言えば、その昔は治安の悪い居住区として知られていました。ところが最近では、治安が改善され、今や地下鉄駅の「125th」付近は観光名所と化しています。駅から2ブロック西にある「アポロシアター」では、毎週水曜日に「アマチュアナイト」が開催されています。これが、ダイアナ・ロスやスティービー・ワンダーら一流ミュージシャンやダンサーを輩出したコンテストです。上位入賞者は1ヶ月に1度開かれる「ショーオフ」に出演でき、これに勝ち残ると3ヶ月に1度の「トップ・ドッグ」に、さらに勝ち進めば、毎年11月に開かれる「スーパートップ・ドッグ」に出演できます。優勝賞金は1万ドル、テレビ出演も確約されます。出演者は世界中から集まってきます。盛り上がらないはずがありません。

海外でうまい〜ニューヨークで味わうソウルフードとは? 海外でうまい〜ニューヨークで味わうソウルフードとは?

ハーレムを歩いていて目立つ看板がある

ハーレムはマンハッタンと違って緑も多く、レンガ造りの古いビルが目立ちます。今や黒人だけでなく、白人やヒスパニックも住むようになりました。空間が広々としているので散歩していても気持ちいいです。さらに地元の人たちは人懐っこく、温かみを感じます。目立つのが「SOUL FOOD」の看板です。ソウルフードとは、奴隷制度があった時代から黒人たちが食べてきた料理の総称です。お馴染みのフライドチキンもソウルフードだったのですね。チキンのもも肉や胸肉は白人が食べ、残りの部位を骨ごと食べられるようじっくりと油で揚げたのが始まりだそうです。ほかにもポークチョップやBBQポーク、ナマズ、OXテールシチュー、ガンボ(おくらのスープ)、ホワイティング(魚のフライ)、コーンブレッド(トウモロコシのパンケーキ)、マカロニ&チーズなどが有名です。

ハーレムの日曜日の午前中の楽しみは?

レストランでは、大抵セットメニューになっており、メイン+ポテト料理とグリッツ(コーンの粥)、あるいはカラードグリーン(青菜の炒め物)などが付きます。どれも味付けがしっかりしており、日本人には少しくどいかもしれませんが、うまいです。ぜひトライしてみください。ハーレムで、ソウルフードを食べながら、アメリカ黒人の魂(ソウル)に触れてみるいい機会です。日曜日の午前中には、教会でゴスペルの合唱が行われています。礼を失しないようにしていれば、来ていた地元人たちが、「聴いていきなさいよ」と招き入れてくれることもしばしばです。ただ、海外ですので、一人歩きにはご注意を。路地裏や、135thより以北、夜間のひとり歩きには注意してください。ソウルフードの有名店は「Sylvias restaurant」。125th駅に近くて安いのは「Manma's Soul Food Retaurant」になります。