名盤のジャケットの、“あの建物”はどこ?

ロック好きなら、ここ数年の名盤のリマスターやお宝音源の発掘はうれしいところ。とくに60〜70年代ロックの秘蔵音源の公開は、「なんであのとき出してくれなかったの!」と、うれしいやら怒りたくなるやら。そして昔では考えられなかったことなのですが、「あの名盤のジャケットになった場所」も、ネット時代の今では簡単に特定されてしまうのです。今回はオールドロックファンのために、2015年2月25日にリマスターが発売されたレッド・ツェッペリンの名盤「フィジカル・グラフィティ」のジャケットに写った、あのアパートメントがどこにあるか紹介しましょう。

いいね、祝リマスター! レッド・ツェッペリンの名盤のジャケットのアパートへ行ってみよう いいね、祝リマスター! レッド・ツェッペリンの名盤のジャケットのアパートへ行ってみよう

アルバム全盛時代の凝ったジャケット

このアルバムのオリジナルが発売されたのは、1975年の2月24日。この2枚組アルバムのジャケットは変則的で、アパートの窓がくり抜かれ、中の内袋をずらすと窓からメンバーや著名人が現れるという、凝ったもの。CD時代では考えられない手間で、そのために発売も遅れました。このアパートはイラストではなく、実際にニューヨークにあるアパートで、場所はダウンタウンのイーストヴィレッジ、セント・マークス・プレイスSt Marks Placeの96/98番地。実際のアパートはこのジャケットとは違い、もう一階高くなっています。たぶん、四角いジャケットに合わすために、最上階をトリミングして切ったのでしょう。ジャケットの表面が昼の写真、裏面が夜の写真を使っています。

ストーンズのあのPVにも登場!

ロックファンには「フィジカル・グラフィティのアパート」として知られている、このアパート。実は80年代にも、ロック好きなら知っている“あるPV”に登場しています。それはローリング・ストーンズの「友を待つWaiting on a Friends」。1981年発売のアルバム「刺青の男Tattoo You」収録曲ですが、シングルカットされた時にPVが作られました。そのPVの中では、ミック・ジャガーがこのアパートの階段で、友人(キース・リチャーズ)を待っています。まあ、それだけなのですが、それが妙に「かっこいい!」という感じだったのです。

半地下のティーショップに行ってみましょう

ロックファンなら、ニューヨークに行く機会があれば、ぜひ行ってみたい場所のひとつでしょうね。現在、このアパートの半地下の部分がティーショップになっています。その名も「フィジカル・グラフィ・ティー Physical GraffiTea」! 営業時間は月〜金12:00〜23:00、土・日11:00〜23:00。さまざまな種類の紅茶が飲めるようになっています。ロックの聖地詣での際に寄ってみましょう! [URL]physicalgraffitea.com/cafe/