鬼才が集まるNYで現在美術を楽しみましょう

「MoMA(モマ)」の通称で親しまれる「近代美術館」は有名。ここでは、あまり知られていない分館「MoMA PS1(モマ・ピーエスワン)」をご紹介します。いつ行っても、摩訶不思議な展示物と出会える、ユニークな美術館です。現在のように分館という位置付けになったのは2000年のこと。その後2010年に、10周年を祝し現在の「MoMA PS1」と改名しています。当初は「PS1 現代美術センター」という名称の、非営利団体として1971年に発足しました。

展示作品。好き嫌いは別として、斬新なのは確か 展示作品。好き嫌いは別として、斬新なのは確か

美術館の歩みそのものがNYの特性を生かしたアート

土地の環境や生活空間の特性を活かしたアートが、1970年初頭に盛り上がりをみせた時代です。この団体のミッションは、NYの使われなくなった空間をアート発表の場に転用するもので、常設の形はとっていませんでした。活動の拡大に伴い1976年に初めて常設のアートセンターをオープン。選ばれたのは、ロング・アイランド・シティ最古の小学校。ロマネスク様式の美しい学校は少子化と共に廃校となり、倉庫として寂れていましたが、大がかりな改装で命を吹き返します。本来の建物の歴史や形が忠実に保護され、教室サイズのギャラリーが残るユニークな空間は必見です!

アートに関する書籍は、ここが熱い!

また同館のブックショップはワクワクがいっぱい! たっぷり時間をとって楽しみましょう。現代アートブック市場、東海岸において最も活気のあるスポットです。一般アート関連書籍はもちろん、限定版、絶版書籍など、他では手に入らないものが勢ぞろい。CDなどのマルチメディアものも充実。「MoMA PS1」のオリジナル書籍やグッズはお土産にも最適です。また、世界のアートの傾向を反映した新刊が、毎週届くなど、常にフレッシュな情報を提供し続けています。

NYの夏の風物詩「MoMA PS1」の野外音楽イベント

夏には美術館屋外にて、世界中から集まったDJやミュージシャンによるコンサートも企画されます。美術だけに留まらず、このMoMA PS1は音楽の世界においても、新しい才能の発表の場としての役割を果たしていまるのです。館内には気軽に入れるカフェもあるので、休憩しながらでも、メジャー級の美術館とは一味違った時間をお楽しみください。詳しいイベントスケジュールはホームページでチェックできます。 http://momaps1.org/