アーミッシュとは?

映画「刑事ジョンブック 目撃者」をご覧になったことがあるでしょうか。ハリソン・フォード主演のサスペンス映画です。この時、傷を負ったジョン・ブックが身を隠すのがアーミッシュの村です。昔ながらの自給自足的な暮らしを営んでいる人々で、全米で25万人いると言われています。彼らが多いのが、アメリカ北東部のペンシルバニア、ニューヨーク、オハイオ、インディアナ州などで、小さなコミュニティーを営んでいます。馬車に乗り、男は黒の上下の背広姿で黒い帽子をかぶり、髭を生やしています。女はブルーのブラウスの上から黒いスカートをはいています。テレビや携帯、パソコンなどももってのほか。怒ってはいけない、喧嘩をしてはいけない、読書をしてはいけない、化粧も派手な服もダメ、離婚もできません。映画の中で主人公はアーミッシュの女性と恋をしますが、叶わぬ恋と、男は村を去るのです。切なさが心地いい映画でした。

ニューヨークから日帰りで行くアーミッシュの村 ニューヨークから日帰りで行くアーミッシュの村

言ってみればナチュラリスト…

物質文明の権化のようなアメリカで、アーミッシュが存在すること自体が驚きですが、最近は徐々に人口も増え始めているとのことで、消費文明とは違った価値観を模索する人たちにとって、アーミッシュはいいお手本になっているのかもしれません。こういう暮らしがあってもいいのだと。だから人口も増えているのでしょう。さてそんなアーミッシュですが、ニューヨークにほど近いニューヨーク州やペンシルバニア州の田舎道をドライブしていると、時折「そうかも」という人たちと出くわします。そして彼らの中には、現金収入のひとつとして、生活ぶりを垣間見てもらいつつ、土産物などを販売する人々もいるのです。中でも有名なのが、ニューヨークから車で3時間弱、フィラデルフィアにほど近いランカスターにあるアーミッシュ村です。白い木造の建物に大きく「Amish Village」と書かれています。

アーミッシュの暮らしの実際は?

アーミッシュの人々は、静かで慎ましやかでした。それが凄く落ち着いていい感じでした。庭には山羊や鶏がいて、馬車で干し草を運んでいます。村には独自の学校あり、子供たちはそこに通っているそうです。家のお手伝いしている子たちも結構いました。村に電気の明かりはありませんが、ランプがあります。スーパーに買い出しに行く時などは、車を持っている友人に便乗させてもらうようです。冷蔵庫がある家もあるみたいですが、発電機があるのかもしれません。最低限の文明は取り入れるが、なるべく自分たちらしく暮らすのが信条なのですね。そんなところが、ナチュラリストに憧れる都会人の心をくすぐるのかもしれません。村ではジャムやはちみつなど、手作りの無添加商品を売っていました。それとアーミッシュキルト。デザインが曼荼羅に似ているとも言われます。とてもきれいでほしくなりますが、結構なお値段で買えませんでした。