チケットを買ってフェリーに乗ろう

「アメリカ移民の歴史がわかるエリス島 前編」からの続きです。エリス島へは、自由の女神があるリバティ島へ渡るフェリーで行きます。フェリー乗り場はマンハッタン南端のバッテリーパークにあり、最寄りのメトロの駅は「South Ferry」か「Bowling Green」。ともに下車後徒歩5分ほどです。まず公園の中にある「クリントン砦」の中のチケット売り場へ行きましょう。フェリー代はUS$18.5(約2000円)で、リバティ島へのチケット料金も含んでいます(クレジットカードの使用可)。フェリーは、バッテリーパーク→リバティ島→エリス島→バッテリーパークの順に停まります。通常は、まずリバティ島で降りて自由の女神を観光し、次にエリス島で下船して博物館に向かいます。フェリーの運航間隔は20分から30分おきで、始発と最終はバッテリーパーク始発が8:30、エリス島終発が19:00です。

移民博物館2階の大ホール。ここで移民たちはアメリカの入国審査を受けていた 移民博物館2階の大ホール。ここで移民たちはアメリカの入国審査を受けていた

まずは日本語音声ガイドを借りて見学

エリス島のフェリー埠頭に着くと、目の前にレンガ造りの重厚な建物が見えるので、そこへ向かいましょう。これが移民博物館で、3階建ての建物内には様々な展示があるので、少なくとも見学時間は1時間はみておいたほうがいいでしょう。展示のほかに、30分のドキュメンタリー映画を上映する劇場もあるので、興味がある方はエントランスで先に時間をチェックしてから見学に進んでください。まずは館内入って右手にあるオーディオガイドのブースに行ってください。ここで音声ガイドを無料貸し出しています。日本語もあります。あとは音声ガイドの番号に沿って、館内を回ります。

入国審査が行われていた2階のホール

1階奥は、エリス島移民局ができる以前(1550〜1890年)のアメリカへの移民の歴史についての展示です。そのあと案内に従って2階に上ると、3階まで吹き抜けになった広々としたホールに出ます。ここは入国の際、移民が長い列を作って入国審査を受けていた場所です。音声ガイドはとても充実しているので、聞きながら歩くと、どのように移民たちがアメリカに渡り、ここで審査を受けたかがよくわかるようになっています。たとえば体に異常がないか、健康体であるか、生活に必要な所持金を持っているか、年齢や出身地、名前などが合っているかなどです。英語を話せない移民たちが多かったので通訳がつきましたが、それでも意思の疎通は難しかったようです。ここで病気がわかると、島内にある病棟に隔離されることもありました。3階には、島で隔離された者たちの相部屋を再現した展示や、20世紀初頭に撮られた移民たちの写真が展示されています。

休憩できるカフェもある

見学に疲れたら1階に簡単な食事もできるカフェがあるので、ここでくつろぎましょう。天気がいい日は食べ物を買って、外のテラスで飲食としている人たちもたくさんいますよ。また、島から見るマンハッタンの高層ビル群もなかなかすばらしいものがあります。それでは、自由の女神を見に行ったなら、もうひとつの見どころ、エリス島にも寄ってください。アメリカが移民国家であることを、強く感じますよ。