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映画『ゴッドファーザー』のロケ地を訪ね、ニューヨークのリトルイタリーへ! 前編


今では小さくなってしまったマンハッタンのリトルイタリー

かつてニューヨークで、ヨーロッパからの移民が最初に上陸したのは、入国審査局があったエリス島 かつてニューヨークで、ヨーロッパからの移民が最初に上陸したのは、入国審査局があったエリス島

ニューヨークのマンハッタン、そしてイタリア人街というと、どうしてもマフィア映画が浮かんでしまいませんか。しかし今、かつてのイタリア人街のリトルイタリーを訪れても、映画の中に出てくるような古き時代のイタリア人街ではありません。その代わりイタリア料理のレストランが並んだ、落ち着いた通りになっています。今回は、名作映画『ゴットファーザー』シリーズの場面やロケ地紹介を兼ねて、ニューヨークのイタリア人移民の歴史と、このリトルイタリーを紹介してみましょう。

イタリアからの移民が相次いでやってきた20世紀初頭

ニューヨークは他のアメリカの州と比べて、もとからイタリア系住民が多い州でした。19世紀末から、シチリア島やナポリなど貧しいイタリア南部を中心に、多くのイタリア系移民が船でニューヨークにやってきました。映画『ゴッドファーザーPART II』では、幼いヴィトー・コルレオーネ(のちのドン・コルレオーネ)が船でアメリカにやってきて、マンハッタンの南にあるエリス島で入国審査を受けるシーンがあります。これは1901年のこと。マンハッタンに住んだイタリア系移民は、現在のリトルイタリーに大きなコミュニティを作りました。『ゴッドファーザーPART II』では、1910年代の活気に満ちたリトルイタリーが再現されています。もちろん映画用に装飾を施したものですが、ロケはこのリトルイタリーで行われたようです。

20世紀後半には拡大したチャイナタウンに呑み込まれていく

1930年代には人口が15万人と繁栄したリトルイタリーですが、1950年代になると、裕福になったイタリア系住民は、次第に郊外に移っていきました。それと交代するかのように中国系移民が増えていき、次第に拡大したチャイナタウンに呑み込まれていきます。映画『ゴッドファーザー』(1972)の1作目に出てきたような町並み(1950年代の再現でしたが)は、今ではすっかり漢字の看板に覆われてわかりづらくなっています。ヴィトーが組織の隠れ蓑として立ち上げた会社「Genco Olive Oil」は、1970年代の撮影当時もリトルイタリーの中にあったのですが、今では漢字の看板がついたスーパーマーケットになっています(Mietz Building 住所128 Mott St.)。劇中でヴィトーが暗殺者に撃たれたのも、この前ですね。(後編へ続く)

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2017/08/25)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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