今や世界で行われているワインツーリズムの元祖、ナパバレー

ヨーロッパのワイン生産地と比べると、その歴史は浅いアメリカやオーストラリア、南アフリカといった国々ですが、”ワインツーリズム”という点では、フランスやイタリアなどのワイン伝統国より進んでいることが多いようです。ひとつのエリア内で複数のワイナリーを巡りながら、ワインを試飲し、購入し、食事をして、宿泊もする”ワインツーリズム”。諸説ありますが、1970年代に地域として最初に整備を行ったのは、アメリカのカリフォルニア州にあるナパ・バレー周辺だと言われています。

カリフォルニアワインの中心地、ナパ・バレーでワイナリー巡りを楽しむ カリフォルニアワインの中心地、ナパ・バレーでワイナリー巡りを楽しむ

1年を通じて楽しめる、カリフォルニアで2番目の集客力を誇る観光地

アメリカ西海岸の都市サンフランシスコから車で約1時間のところにあるナパ・バレーには、大小400以上のワイナリーがあり、年間500万人近い人が訪れると言われています。これは同じ州内にあるディズニーランドに次いで2番目の数だそうです。南北約50kmの盆地の各所にワイナリー、レストラン、ホテルが点在しているので、それほど混雑したイメージはありませんが、高品質のワインだけでなく、全米一の評価を受けたレストランもあり、特にグルメな旅行者に人気のある場所となっています。

個人旅行者でも楽しめるワイナリーが揃う

サンフランシスコ発のツアーもありますが、ここのワイナリーのほとんどが営業時間中なら誰でも訪れることができるので、個人でレンタカー使って訪れるのがおすすめです。もちろんアメリカも飲酒運転は違法ですので、「酔わない程度に試飲するか」、「運転手を決めておいて飲むか」の選択しかありませんが、自分の好みにあったワイナリーを探す楽しみもありますし、美しい風景の中をドライブするだけでもとても癒されます。レストランの種類も多く、アウトレットなどもありショッピングも楽しいところなので、できれば宿泊して楽しみたい場所です。

車を運転しない人にはおすすめなのが「ワイントレイン」

車も運転しないし、1泊する余裕もないという人におすすめなのが「ワイントレイン」。ナパバレーを走る観光列車で、車窓を流れるブドウ畑が連なる美しい風景を眺めながら、美味しい料理とワインを堪能するパッケージのツアーです。所要3時間で、1日2往復、ランチとディナーがあります。列車の出発地であるナパの町へは、サンフランシスコからバスやフェリーを使ってアクセスが可能です。