楽しいばかりではない、レンタカー旅行

車の運転が好きな人なら、海外旅行でも「車で旅行をしてみたい」と思う旅行者は多いことでしょう。私も、アメリカ、フランス、イスラエルでレンタカーを借りたことがあります。あえて“失敗談”を中心に、これから海外ドライブにチャレンジしようという皆さんへのアドバイスをしたいと思います。その前に、もちろん国際運転免許証の準備が第一条件ですよ!

アメリカ、フランス、イスラエルでレンタカーを借りて運転してみました アメリカ、フランス、イスラエルでレンタカーを借りて運転してみました

アメリカでの典型的な失敗

まずアメリカで経験した失敗は二つ。ひとつ目は、路上駐車で「駐車禁止」の貼り紙を貼られてしまったことです。車を降りてちょっと周辺を散策したわずかな間のことでした。人も車もほとんど見かけないような田舎道だったため、油断していました。というより、海外旅行中に駐禁切符を切られるという想定すらしていませんでした。もう一つは、坂の町サンフランシスコで急坂を上り下りしすぎたためか、オーバーヒートを起こしてしまったことです。ボンネットから煙が上がってきたときには泣きそうになりましたが、幸い歩行者のたくさんいた道だったため、周囲の人々が声をかけてくれて助かりました。レンタカーでは、自分で車の状態を確認するには限界があります。自衛できることとしては、安さだけにこだわらず評判のいい会社を選ぶことでしょう。

フランスでは慣れないロータリーに猛スピード

フランスでは失敗というほどでもないにせよ、焦ったことが二つありました。一つはヨーロッパ名物、信号機代わりの“ロータリー”。慣れればなんということもありませんが、慣れないうちに大きな街のロータリーに突っ込んでしまうと、永久にグルグル回って抜け出せません!もう一つは、地方都市へのドライブで高速道路に乗ると、日本よりずっとスピードを出すことでした。制限速度が130キロのため、年配の女性でもタバコを片手にびゅんびゅん追い抜いていきます。私は女性ドライバーからあおられて焦りました。のろのろしたレンタカーでは、こんな目に遭ってしまうこともあります。

命の危険を身近に感じたイスラエルの砂漠

そしてイスラエルでは、今までで最もヒヤリとした経験をしました。ネゲヴ砂漠を南下して縦断し、別ルートでまた北上していくというとき、出発してしばらくしてから、ガソリンの残量が少ないことに気がつきました。次のスタンドがどこなのか(まだインターネット時代以前のため)皆目わからず、徐々に心配になってきました。思い切って出発した街まで戻りガソリンを入れて、再出発。時間を大幅に無駄にしましたが、このあと行けども行けどもガソリンスタンドはありませんでした。もしあのまま、日本の地方の感覚で進んでしまったら、確実にガス欠になっていたでしょう。外は50℃近い砂漠。命の危険すらありました。時間のロスよりUターンを決断して正解でした。

日本を走るのとは何もかも違うと心得て

このように、海外でのドライブは危険と背中合わせです。それでも自分でルートを組み立て、好きなところで止まり、外国の道を自分で走る快感は得難いものです。運転に自信があるならぜひチャレンジしてみてください!