戦没者たちのために築かれた、国立の墓地

「アーリントン国立墓地」は、ワシントンD.C.からポトマック川を渡ってすぐのところにあります(ダウンタウンとは目と鼻の先ですが、墓地のあるアーリントンはバージニア州になります)。1864年、南北戦争による戦没者のための墓地として築かれてからは、第一次・第二次世界大戦、朝鮮戦争、そしてベトナム戦争などの戦没者が祀られるようになりました。そして現在でも、戦没者やテロの犠牲者など「アメリカ合衆国のために尽くした人々」が安らかに眠っています。

その人数に思わず驚き。40万人以上が静かに眠る「アーリントン国立墓地」を見学 その人数に思わず驚き。40万人以上が静かに眠る「アーリントン国立墓地」を見学

広大な敷地に眠るのは、40万人以上の人々

墓地の入り口にあるビジターセンターで、まずは構内マップをゲット。とにかく広大な敷地内には、現在40万人以上の人々が祀られているそうです。整然と並べられた白い墓石がどこまでも続く風景には、畏敬の念を抱かずにいられません。自力で歩いて見て回ることも可能ですが、効率良く回るならバスで移動するガイド付きツアーがおすすめ。事前にビジターセンターで予約できます。

ここを訪れたら、ぜひ観ておきたいもの

アーリントン国立墓地でぜひ見学しておきたいのが、「衛兵の交替式(The Changing of the Guard)」。陸軍第3歩兵隊連隊(The 3rd U.S. Infantry Regiment)のエリートたちは、365日、24時間体制で「無名戦士の墓(Tomb of the Unknown)」を守っています。ちなみにこの交替式、夏は30分に1回、秋から春までは1時間に1回行われていているそうです。

その正確さは機械のよう! 興味深い交替式

わたしがここを訪れた時は、運の良いことにちょうどこの式が始まるところでした。まずひとりの衛兵がマットの上を21歩正確に進み(しかも1秒の狂いもなく!)、さらに東へ向かって21歩、方向を北へ変えて21歩進みます。そしてまた21歩進み、元の位置へ戻ります。これを何度か繰り返すのですが、毎回ピッタリ! さすが訓練されているだけあり、その動きには無駄がありません。その後交替する衛兵とともにさらに同じ事を繰り返しますが、ふたりになってもやっぱりピッタリ。その正確さにはまるで機械のようで、とても興味深いです。

アーリントン国立墓地、その他の見どころ

ここで最も訪問者数が多い場所と言えば、ジョン・フィッツジェラルド・ケネディ大統領の墓地でしょう。永遠に燃え続ける炎と就任演説の引用が刻まれた大理石の壁で飾られた彼のお墓は、弟のロバート・F・ケネディとその妻ジャクリーン・ケネディ・オナシスのお墓の近くにあります。