オーストラリア北西での期間限定自然現象

日本の昔話「竹取物語」、通称かぐや姫は竹から生まれ、月へ帰っていったのですが、こういった昔話とは関係なく、オーストラリア北西の海岸沿いでは3月から11月の間に昇る、「満月への階段」が現れることをご存知ですか。現地では「Staircase to the moon」と呼ばれ、直訳すると「月への階段」というものです。満月が水平線から登り、その際に月の光が海面に一直線に映り込みます。その光には波によって段のように横線が入り、階段のように見えるのです。

この階段を上ると、かぐや姫の世界にたどり着くかも この階段を上ると、かぐや姫の世界にたどり着くかも

北西部の海岸沿いならどこでもOK

ガイドブックではブルームで見られると書かれていますが、私はもっと西にある「ダンピア」で、この月への階段を2回見ることができました。インターネットではブルームでこの現象を見る絶好の時間を毎年紹介していますが、他の町で見る場合は近くの観光案内所(ハイウェイ沿いにある)で、その時刻と月への階段が見やすいビーチを尋ねることができます。ただ、この現象が見られるのはひと月にたった3日間だけなので、事前に確認が必要ですよ。

見られる時間より30分前に到着すべし

この月への階段は、前述したように水平線から満月が昇り始めてから見られるのですが、満月が水平線からかなり離れると真っ直ぐの光の階段が見えづらくなります。ですので、予定時刻よりも30分前に到着し、カメラを準備することをお勧めします。また、月日によってはまだ明るいうちに満月が昇る時もあります。空が暗い方が見栄えがするので、選択できるのであれば推奨時間が19時以降の日がお勧めです。

月へ行けるか挑戦してみよう

ダンピアから見る場合、月への階段が見られる時間帯は1km以上も潮が引く干潮で、多くの人は潮の引いた海を歩いて沖を目指します。この時、うまくこの月の階段の上を歩き、写真を収めることは可能で、かぐや姫の世界に行けるかもしれませんね。南半球から竹取の翁になってかぐや姫に逢いにいきましょう。