- 林カオリ
- オーストラリア・シドニー在住。1997年よりシドニーに暮らし始め、日本とオーストラリアの両国にて、各種媒体に現地情報や留学関連記事、タウン・インフォメーション等を執筆。夫とオーストラリア原産のオカメインコ5羽と同居中。興奮すると関西弁なまりの英語でまくし立てる「怪しいアジア人妻」として、近所の注目を集めている(?)。
出発エリアをに変更しました。
シドニーの目抜き通りのジョージストリートから始まるマーティンプレイス。マッコーリーストリートまでは緩やかな坂道で、車の通らない歩行者天国となっている
シドニーのど真ん中、ジョージストリートとマッコーリーストリートを貫く遊歩道がマーティンプレイス。歴史的ビルと近代的な高層ビルが混在して建ち並ぶユニークなエリアだ。このエリアはシドニー随一のビジネスの中心部として知られている。まずはオーストラリアの中央銀行であるリザーブ・バンク・オブ・オーストラリアに始まり、シドニー中央郵便局、オーストラリア一のメガバンクのコモンウェルス銀行、人気テレビ局のチャンネル7など、オーストラリアを代表する企業が堂々と建ち並ぶ。それぞれのルネッサンス調の優雅な建造物にもぜひ注目したい。
MLCセンターにはオープンテラスのカフェやレストランが。また、地下にはいろいろな国の食べ物が気軽に楽しめるフードコートも
マーティンプレイスは1891年にシドニー中心部に登場。以来、ビジネスマンの憩いの場として親しまれている。お昼休みになると近くで働くビジネスマンで賑わい、マーティンプレイス周辺のランチスポットが大賑わい。ベンチに座りお弁当を広げる人の姿もよく見られる。平日の昼間はビジネスマンであふれかえるマーティンプレイスだが、休日や平日の夜になると、様子は一変。スケートボードをもった若者たちがどこからともなく集まり、広い遊歩道や階段を利用してスケートボードの技を披露しあう。スケートボードのビデオにも登場する隠れたボードスポットなのだ。
ブルガリはキャッスルレイストリートの75番地。お隣はエルメス、お向いはフェラガモという一流ブランド通り
マーティンプレイスは、世界の一流ブランド店が建ち並ぶショッピングスポットという顔も持つ。エンポリオ・アルマーニ、ジョルジオ・アルマーニ、プラダ、ティファニーなどが、歴史的建造物の玄関口をにぎわせている。マーティンプレイスの象徴的存在でもあるMLCセンタービルには、グッチやフェラガモ、カルティエなどの超一流店を筆頭に30を越えるショップがずらりと並ぶ。マーティンプレイスから伸びるキャッスルレイ・ストリートにもブルガリ、シャネルなどのブランド店が続く。もちろん免税店でもブランド品は買えるが、街の中の直営ブランド店はどこか気品が違う。ブランド狙いの人は一度チェックする価値あり!
都会の中にありながら歴史的ビルに囲まれるマーティンプレイスは映画やテレビドラマのロケ地としても人気がある。映画「マトリックス・レボリューション」で、エージェントのスミスと主人公ネオが最終バトルを繰り広げたのがこのマーティンプレイスだ。また「スーパーマン・リターンズ」で、スーパーマンがキティを交通事故から救出したシーンもここで撮影された。
築100年を越える歴史的ビルとブランドショップが並ぶマーティンプレイスは、ビジネスに、ショッピングに、そして映画にと、いろんな分野で引っ張りだこの注目スポット。11月後半からは毎年恒例の巨大クリスマスツリーがマーティンプレイスの真ん中に登場する。シドニー滞在時には、ぜひ立ち寄ってみよう。
■ Martin Place (マーティンプレイス)
その他:シドニー中心部。ジョージストリートとマッコーリーストリートを東西につなぐ遊歩道。地下にマーティンプレイス駅がある。
■ MLC Centre (エムエルシー・センター)
住所:The MLC Centre,
Martin Place, Sydney NSW Australia
電話番号:(+61)2-9224-8333
URL:http://www.destinationfashion.mlccentre.com.au/
営業時間:平日8:30〜17:30、土曜10:00〜16:00、日曜10:00〜14:00
その他:営業時間・休日は個々のショップによって異なる
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/09/28)
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