オーストラリアでは肉ばかり食べていたのではないの?

高校1年生の娘が、短期ホームステイ先のオーストラリアから帰ってきました。私は娘の英会話能力の問題よりも、食事のストレスが気がかりでした。ふだん野菜中心の低カロリーな食事をしているので、ハンバーガーや、牛肉や羊肉の塊と山盛りポテトの毎日ではさぞ負担にちがいないと想像していました。ところが、娘のステイ先での食生活は、私の予想とは180度ちがっていたのです。

適応力が肝心!オーストラリアのホームステイから娘が帰国して 適応力が肝心!オーストラリアのホームステイから娘が帰国して

予想外!“ほぼベジ”なご家庭にホームステイしていた

ホストファミリーは裕福なインテリ家庭で、食に対する姿勢が明確でした。とにかく野菜中心、とにかく薄味。にんじんやピーマンやキャベツなどの生野菜を、塩さえかけずにそのままかじるのがメインディッシュ。肉や魚はたまに付け合わせのようにお皿の隅に載っているだけで、それらもほとんど味がついていなかったとのことでした。完全なベジタリアンではないものの、話を聞くとどうもほぼベジタリアンといえるご家庭なのです。それを聞いて、今度は「野菜中心の食生活に慣れているうちの娘だからよかったものの、ふつうの若い子だったら我慢できなかったかも」と思ってしまいました。オーストラリアはイギリス料理が中心ですが、健康志向からベジタリアンもいて、ベジタリアン専用レストランもあるとのことです。

出されたものを食べられるかどうかも旅のハードル

帰宅後、うちのごはんが恋しいかと思ってあれこれ作ると、娘に「ずっと味のない食事だったからなにを食べても味が濃いように感じる」と言われてややがっかりしましたが、実際に海外に適応する力があるかどうかはこういうところで分かれるのです。出された食べ物を抵抗なく食べ続けるのは、人によっては高いハードルとなります。私も、旅先で人の家に泊まって、食事で困ってしまったことが何度かありました。

適応力を身につけて世界へ。

食べ物に限らず、“適応力”は楽しい旅の第一条件。「ここではこうなんだな」「これもなかなかいいな」と、すんなりステイを楽しめた娘は、旅人の第一条件クリアです。そんな娘も、オーストラリア名物の「ベジマイト(塩辛いペースト状の食品。食べにくい味の代表として有名)」だけは食べられなかったようですが。旅は、あなたの適応力を知る格好の機会ともいえますね。