- Chiri
- 東京都在住。20年の出版社勤務を経て、フリーに。訪れた国は45ヵ国、海外旅行の回数は100回以上。いまだにビクビク、オロオロの旅をしている、へっぽこトラベラーです。地元の人でにぎわう街をウロウロするのが何より好き。へっぽこな視点でがんばります!
出発エリアをに変更しました。
遠い山々とのコントラストが美しいテカポ湖
見どころの多いニュージーランドを訪れて、強く印象に残った場所の1つがテカポ湖です。南島のちょうど真ん中あたりにあり、クライストチャーチとクイーンズタウンを結ぶバスの中間地点にあります。どちらの町からもアクセスしやすいのがいいですね。しかもバスを降りれば、すぐに湖を見ることができます。大自然の絶景を見るには車が必要だったり、ツアーに参加しないと行けなかったりすることも多いなか、気軽に訪れることができるので、一人旅にもうれしい観光地です。
晴れていれば、輝くようなブルーの湖面
私の持っていたガイドブックには「ターコイズブルー」と書いてあったので楽しみにしていましたが、バスで着いたときに目に入ってきたのは、くもり空の下に広がるブルーグレーの湖。「ちょっと違う…」と思ったのもつかの間、歩いているうちに太陽の日が差してくると、水面が緑がかった色に変わり、まさにターコイズブルーになりました。削りとられた岩石が溶け出しているせいで、ちょっとミルキーな深い色合いに見えるそう。天候や時間帯によって少しずつ色を変えるテカポ湖は、1日中いつまでも眺めていたくなります。
改築前のYHAレイク・テカポからの眺め。建て替え後も、この景色は変わらないでしょう
私が宿泊したのは、YHAレイク・テカポというホステルです。簡素な小屋といった建物ながら、湖畔に建ち、共用リビングルームからの眺めが最高でした。湖の周辺は意外にベンチが少なくて休憩するのに困ることもあったのですが、ホステルなら室内にも、屋外にもイスがあります。温かいコーヒーを飲みながら、または何か食べながら景色を楽しむこともできます。外を散策していると、ときに日差しや強風などがつらいこともあったので、帰ってくると「ホステルにいるのがいちばんぜいたくかも」と思ったりしました。このYHAレイク・テカポ、現在は全面改築工事をしていて、2019年初旬に再オープンする予定だそう。湖観賞ができる宿として、おすすめです。
テカポ湖の流出河川、テカポ川。付近に散策コースがあります
テカポ湖は人気の観光地だけあって、バス停付近にはレストランやスーパーもあります。ファミリー向けのコテージも多いので、お子さん連れの方には便利ですね。湖畔に建てられた「善き羊飼いの教会」は人気の場所。石造りの絵になる教会は中も素敵で、窓からテカポ湖の景色が一望できますよ。もっと自然に触れたいという方には、いくつかあるウォーキングトラックがおすすめ。体力に応じて歩いてみましょう。夜になったら、星空を見るのも忘れないでくださいね。このあたりは晴天率が高く、空気が澄んでいるため、世界有数の観測スポットとなっているのです。昼も夜も、大自然の美しさを存分に味わえるテカポ湖。ニュージーランドの雄大さを実感する旅となること、間違いなしです。
※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2018/12/22)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
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