巨大な丸い石の広がる海岸

ニュージーランドの南島にあるオアマルという町。そこから南40kmのモエラキという地の海岸には、不思議な光景が見られます。ビーチなのですが、恐竜の卵かと思うくらい巨大な丸い岩が点在しています。キレイな球だったり、割れていたり。直径1m、重さ2トンだそうです。「モエラキ・ボルダー」と呼ばれ、これらは約6000万年前からゆっくりと時間をかけてできたものです。ニュージーランド先住民族「マオリ」の伝説では、「沖に沈んだカヌーから流れ着いた食料のかご」だそうです。

あの映画の撮影現場。ニュージーランドの知られざる奇石群の眠る場所 あの映画の撮影現場。ニュージーランドの知られざる奇石群の眠る場所

草原と一体化した巨石群

オアマルから北50kmにある「エレファントロック」という場所は、一見牧草地に見えます。しかし、草原を一望できる位置に立つと、その草原の広大さ、そして奇妙な岩々が大地から突出している様に驚かされます。この草原、アップダウンのある丘状で、さらに岩々が点在しているので、遠くまで行くのは、至難でした。この場所、「ナルニア王国/第1章ライオンと魔女」の撮影現場だそうです。ここを走ったりした出演者、大変だっただろうなと思います。

岩々の中にある化石の眠る場所

エレファントロックから少し離れた場所に「フォッシル・トレイル」という場所があります。民家の入り口横に、ちょこっと看板がありました。エレファントロックと同じような地形ですが、岩場が多い場所でした。歩き進むと、屋根付きのりっぱな看板があり、「失われた世界の化石トレイル」と紹介されていました。正面には透明なケースで覆われた化石が露出した岩。クジラや鮫、甲殻類の化石だそうです。やや内陸のこの場所、かつては海底だったことを知るきっかけになりました。

人工的に作られた、丸い石の小屋

このフォッシル・トレイルから少し外れた場所に、人工的に作られた丸い石の小屋がありました。周囲に民家はあるが、民家とこの小屋をつなぐ、小道らしきものがありません。不思議に思いながらその場を去り、大きな道沿いに出ました。トレイルの隣の民家に住む人に出会い、話をすると1990年代の映画のロケに使われた小屋であることが、判明しました。さあ、この小屋は何の映画で使われたのでしょうか? ぜひ、訪れて謎を解いてください。