ギネス記録のある街「ダニーデン」

ニュージーランド、南島の南東の都市「ダニーデン」は、過去に金鉱が発見され、急速に発展した町です。現在も、多くのスコットランド移民によって建築された建物が、当時の面影残しています。また近郊にある「オタゴ半島」は、ニュージーランドで唯一のお城がそびえ、またアホウドリの繁殖地として保護に努めています。町自体は、起伏の激しい地形を有し、この特徴が“ある”ギネス記録登録に繋がっています。

珍しい見所いっぱいの町ダニーデン、何がすごいの? 前編 珍しい見所いっぱいの町ダニーデン、何がすごいの? 前編

重量級のトラックは通行禁止

ギネス記録になっているのは、「ルドウィン・ストリート」という道です。理由は、この道が坂であり、世界一の急勾配なのです。坂の始まりには、「勾配がいかに急であるか」を説明したもの、「ギネス記録」の看板、そして「重量級の車は通行できない」という標識があります。実際、坂を登る車は見ませんでしが、逆に勢いよく下ってくる車はいました。むしろこの坂は、ギネス記録によって観光地的場所になっているので、車より人が多いほどです。

中世ヨーロッパ式のお城が建つオタゴ半島の丘

オタゴ半島は、そのダニーデンの郊外、車で20分の場所です。半島には小高い丘があり、海岸沿いからも丘の上からも、気持ちよい風が吹きあげています。この心地のいい場所に、19世紀のある大富豪のラーナック氏が200人以上の人力と3年の歳月をかけ、そのお城を築きあげました。そして内部も外部も豪華なこのお城を邸宅とし、住んでいたのです。しかし晩年は事業に失敗し、ラーナック氏はお城を手放さざるをえませんでした。

「ラーナック城」の今は

20世紀中ごろ、このお城は新たなオーナーに購入されました。荒れ果てていたこの城と庭は修復され、現在はニュージーランドに存在する唯一の中世のお城として、一般公開されています。外観だけでなく内装もとても美しいものです。当時の生活に使用されたもの、調度品なども展示され、見ごたえがありました。当時、バスタブ付きのシャワー室が2〜3室もあるとは、よほどの成功者だったのでしょう。(後編につづく)