氷河によって削られた大地と形成された入り江

ニュージーランドの南島には、氷河によって削られた海岸線である「フィヨルド」が広がっています。この海岸線は「フィヨルドランド国立公園」と呼ばれ、太古の自然の景観を残す貴重な場所として、世界遺産に登録されています。そのうちの一部であるミルフォード・サウンドでは、水面と直角に切り立つ絶壁が入り江にせまり、雄大な景色を見ることができます。クルージングで簡単に行くことが可能なのですが、私は「シーカヤック」でのんびりと過ごしてみました。

地図からではわからない、氷河の侵食でできた入り江へ行こう 地図からではわからない、氷河の侵食でできた入り江へ行こう

予約は、別の町で行いましょう

ミルフォード・サウンドは、完全なる観光のみの拠点です。冬場は寒さと雪のために、閉鎖されます。ここでのアクティビティは、事前に別の町で予約する必要があります。南島の南部の都市のクイーンズタウン、またはミルフォード・サウンドへの入り口となるテ・アナウの2カ所です。この2つの町からは送迎も可能なので、レンタカーなど個人的移動手段がない場合は、送迎を併せて申し込みできます。私は、前者で申し込みを行い、個人的にミルフォード・サウンドへ行きました。

シーカヤック、何時間コース?

シーカヤックは、ルートの選択次第で短時間なのか長時間なのかを選ぶことができます。単純にシーカヤックをやってみたい場合は、1〜2時間のもので十分です。私の場合は、じっくり楽しみたいタイプなので、6時間を選びました。まず、防水タイプのジャケットなど全て貸し出ししてくれるので、そちらに着替えます。そして、カヤックとツアー客を乗せたボートで30分移動し、入り江の入り口まで向かいます。とても長い距離に感じます。水平線が見える場所までやってきました。シーカヤック、スタートです。

滝をくぐり、アザラシの傍を通る

特に指導もなく、自分たちの思うようにパドルを漕いでいきます。何本もある滝ですが、名前があるのは3本だけ。雨量によって現れたり、消えたりすることが理由だそうです。滝は100m以上の絶壁の上から流れ落ちるため、横風の影響で水がシャワーのよう。前日降った雪のせいで、このシャワーの冷たさは半端じゃありません。アザラシがわずかにある岩場の上で寝ていたりと、生き物を身近で観察できます。地図でわかる地形も、大自然の在り方は行くまで判りません。ぜひ、絶壁が続くこの入り江を訪れてみてください。