温泉の町で誇り高きマオリ民族を知る

ニュージーランドで2番目に大きい湖、ロトルア湖沿岸の町ロトルアは、硫黄の匂いが漂う温泉の名所です。また、古くからたくさんの先住民族マオリ族がこの地に住んでおり、町の郊外にはたくさんのマオリの村があります。その村では伝統文化ショーを見学できます。現在のマオリ族はニュージーランド国民として、私たちとなんら変わらない生活をしていますが、彼らは今も「マオリ語」を話し、自らの伝統文化に誇りを持っています。

ロトルアのマオリ伝統民族ショーには、イケメンが多い 前編 ロトルアのマオリ伝統民族ショーには、イケメンが多い 前編

世界中にマオリ族がいる

ニュージーランドのマオリ族は、なんと太平洋をカヌーで横断して来た民族です。そのためニュージーランド以外の国にも、マオリ族が住んでおり、ハワイ、フィジー、ミクロネシアなどの島々、そして一部のマオリ族は台湾東部にもたどり着いたそうです。ニュージーランドのマオリ族ですが、今では混血が進み、元来の顔つきや体格といった姿が少しずつ失われていますが、世界的にその規模が最も大きいのです。

ロトルアのマオリ族の刺青は怖い?

マオリ族の人々は、必ずと言っていいほど腕や足、肩などに入れ墨をしています。入れ墨は、「モコ」と呼ばれ、母親や先祖をあらわす家紋に近いもので、本来は全身に入れ墨をいれるそうですが、ロトルアのマオリ族の人たちは、特に顔にまで入れ墨を入れている人が多いのです。この伝統を守る意思の強さを感じられます。中でも口から顎にかけて入れ墨がある女性は、既婚を意味しています。過去、顎の入れ墨を持つニュージーランド女性が、日本の温泉で入場拒否されたことがあるそうです。日本人の視点から考えると、顎の刺青はかなり怖いです。

まず初めに夕食の期待を最高潮に

この伝統文化ツアーは、何種類かあり、私は「カヌーパフォーマンス」を見られる内容を選びました。ツアーには、ホテルからの送迎と夕食が含まれています。現地到着後、初めにマオリ族の伝統料理「ハンギ」の紹介です。大きな穴に、アルミホイルで包まれた巨大な鉄の容器が準備されていました。容器の中に大量のジャガイモと肉を入れ、蒸し焼きにするという豪快な料理です。この後の伝統文化ショーを見学している間に、この料理が作られるそうです。(後編につづく)