雲が大地から生まれているような場所

ニュージーランド最大の湖「タウポ湖」の湖岸の町「タウポ」は、釣りやトレッキング、スキーなどで人気のリゾート地です。このタウポの町から北上すると、道沿いの木々の向こうから白い煙が見え始めます。この辺りは地熱地帯で、あちこちで蒸気が吹き出ているのです。ここの地熱を利用した地熱発電所もあり、それはたくさんのパイプが迷路のように繋がっている要塞のように見えました。パイプの端々からも白い蒸気が噴き出ているので、この地熱地帯一帯は、雲に覆われているような場所にも見えます。

湯けむりに導かれて、ニュージーランドのタウポの温泉プールでひと泳ぎしよう! 湯けむりに導かれて、ニュージーランドのタウポの温泉プールでひと泳ぎしよう!

地熱地帯をハイキングで

タウポから北に延びる国道1号線沿いには、他にも地熱を活かした公園や施設があります。そのうちのひとつ「サーマルバレー」を訪れました。国道から未舗装の道に入り、しばらく車で進むと丸太小屋のカフェがあります。その裏から遊歩道がのび、徒歩で地熱地帯に行くことができます。遊歩道沿いには何か所も白い湯気が立ち上り、泥沼からはぼこぼこと硫黄の匂いのするガスが発生しています。私はこのような地熱地帯特有の風景の中で、ハイキングを楽しみました。

好みの温度の温泉はあるのだろうか

日本人なら、地熱地帯という言葉からイメージするのは、「温泉」ではないでしょうか。そこで私はタウポ近郊にある屋外の温泉と施設の中の温泉の両方へ行ってみました。前者は普通の川にあります。一部の川底から熱水が湧き上がり、日本人好みの熱いお湯になっているのです。しかしそれでは、現地の人には熱すぎるのだとか。後者は「サーマルプール」という温水プールで、個室と共有プールがあります。

お湯に浸かってコミュニケーション

「裸の付き合い」という赤の他人同士が裸で風呂に入る文化は、日本人だけです。海外では、公共の温泉施設はプールであり、赤の他人と一緒に入るならば、水着着用が必須です。しかし施設によっては、家族風呂のような個室プールもあり、裸でも温泉に入ることができます。ただし泳ぎたくなるほどの広さの温水プールの湯加減は、ややぬるめです。それでもたっぷりのお湯に浸かれる温泉では、裸の付き合いでなくてもみんなでおしゃべりしながら、楽しく入っています。海外の温泉で、現地の友達を作ってみるのもいいかもしれませんね。