自然に囲まれた美しい首都

ニュージーランドの首都ウェリントンは、他の国の首都よりもややこじんまりとした、山と海に挟まれた町です。もちろん一国の首都なので、主要な行政機関や大きな建物はありますが、そこに迫るような圧迫感はありません。それでも狭い平地はそれらの建物で占められ、人々の住む住宅は郊外または山の急斜面に建てられています。この山には住宅だけでなく、お店、学校などもあり、人々の生活の足としてケーブルカーが使われています。

ウエリントンで、かわいいケーブルカー博物館とローズガーデンを楽しもう ウエリントンで、かわいいケーブルカー博物館とローズガーデンを楽しもう

働き者のケーブルカーで頂上へ

真っ赤な色のこのケーブルカーは、1902年に運行が開始されたという歴史ある乗り物です。私はケーブルカーに乗り、頂上を目指してみました。ゆっくり進むケーブルカーからは海と町が見下ろせるだけでなく、地元の人の生活が垣間見えて、のぞき見しているようなドキドキした感覚でした。頂上駅付近は、ウェリントンの町が一望できるすばらしい場所で、駅のすぐ横にはケーブルカーの歴史を綴った博物館がありました。

老若男女も親しめる憩いの場

博物館に入るとすぐに、昔使われていたという今と同じ外観の赤い塗装をした木製ケーブルカーが展示されており、それに実際に入ることができます。小さな子供は楽しそうに、年配の方は懐かしそうに見ていました。博物館は2階建てになっており、別の階には古いエンジンや機械が展示してありました。博物館の隣にはおしゃれなカフェがあり、そこからも海と町を一望できます。このカフェの横には、香水の専門販売店があり、英国紳士のようなステキなおじさんが、自ら調合した香水を売っていました。

ゆったりした時間をバラとともに

頂上から町へ戻るとき、私は徒歩で下山し、途中にある「ウェリントン植物園」と「ローズガーデン」に立ち寄ることにしました。道沿いには季節に応じた花々が植えられ、花の鮮やかな色と心地よい木漏れ日があふれていました。ローズガーデンには、香り豊かな多種多色のバラが咲き乱れています。イギリスからの移民が多いニュージーランドには、ローズガーデンが多くの町にあります。ケーブルカーから見える海と町の景観や、植物の香りと鮮やかさが楽しめるウェリントンで、ゆったりとした1日を過ごしてみましょう。