アルゼンチンといえば美味しい牛肉!!

人口より牛のほうが多い牧畜国家アルゼンチンのグルメといえば、何を置いても美味しい牛肉です。しかも驚くほど安い!!アルゼンチンに来たら、まずはステーキ屋を目指しましょう。この国の肉料理といえば「アサード(asado)」で、これは主に牛肉を炭火で焼いたものです。炭火の上に網を渡して、肉をゆっくりじっくり遠火で焼きます。味つけはシンプルに塩だけ。日本のような霜降り肉の脂の旨さはありませんが、赤身の肉の、肉本来の美味しさが堪能できます。肉を美味しく食べることに長けたガウチョ(牧童)の食文化を継承するもので、家庭でも休日や人を招いたときにはアサードが行われます。

南米ではお肉の暴飲暴食に注意!アルゼンチンの「パジャリーダ」と「アサード」 南米ではお肉の暴飲暴食に注意!アルゼンチンの「パジャリーダ」と「アサード」

焼肉盛り合わせ「パリジャーダ」

もうひとつ、名物の肉料理に「パリジャーダ(Parillada)」があります。これは骨付きリブにレバーや腸などの内臓や、豚肉やチキン、チョリソー(ソーセージ)やモルシージャ(血入りソーセージ)など様々な肉を焼いた盛り合わせのことです。これらが熱い鉄板に載せられて出てくるので、最後まで熱々が食べられます。ものすごいボリュームで、現地の2人前なら日本人3、4人で食べてもお腹いっぱいになるでしょう。内臓も美味しいですが、やっぱりサーロインが一番美味しいですね。どの町にも必ずといっていいほどこの料理を出すレストラン「パリージャ」があります。

パタゴニアの羊「コルデーロ」

牛肉と同じくらい美味しいのが、パタゴニアで育てられる羊の肉です。パタゴニア地方は低温で風が強く、降水量が少ないため、枯れたような草原が広がっています。この半分枯れた草を食べる羊の肉は、不思議なことにあの独特のにおいがほとんどありません。丸ごと一頭の羊がアジの開きのように開かれ、串に刺されて炭火の回りに立てられ、遠火で時間をかけて焼かれます。「コルデーロ・アサード」や「コルデリート・ラ・パリージャ」など、「コルデーロ」とつくのが子羊の焼肉です。外はパリッと焼け、中はジューシーなラム肉は、くせがなくて柔らかく、本当に美味しいですよ。

合わせるのはもちろんアルゼンチンワイン

「肉がないのは食事がないのと一緒」という諺があるアルゼンチン人の主食は「肉」ですが、忘れてはならない重要な脇役が「ワイン」です。アルゼンチンは世界第5位のワイン産出国で、消費量は世界第6位と、この国の食文化において欠かせないものとなっています。主食の肉に合わせるため、生産されるワインの80%は赤ワイン。アルゼンチンのワインは国内消費がほとんどなので、まだ日本ではあまり見かけません。元はフランスのボルドー近郊で作られていたというマルベック種の赤ワインを合わせながら、毎日美味しい牛肉に舌鼓を打つなんて、日本ではなかなかできない贅沢ですね。