厳しい荷物検査が待ち構える

南米大陸の南に位置するアルゼンチンとチリには2国間を移動するバスルートがいくつもあり、行き来するのは簡単なのですが面倒なことが一つあります。それは、チリへの入国には厳しい荷物検査が必ずあるのです。南米ではコカインの原料であるコカという葉っぱの生産が合法であるボリビア、ペルー、エクアドルがあるので、荷物チェックがあることは納得するのですが、犬が匂いをかぎ分けて行う荷物検査だけでなくX線を使ってすべての所持品をチェックするのです。

チリへの入国には厳しい荷物検査が待っている チリへの入国には厳しい荷物検査が待っている

入念に調べられる持ち込み禁止品

アルゼンチンとチリを結ぶ国際バスにはいくつもルートがあり、私は最南端のパタゴニア地方のルート(ウスアイア→チリ経由リオガジェゴス)と最北端のアンデス山脈を越えるルート(サルタ→サン・ペドロ・デ・アタカマ)の2つルートに乗車しました。どちらも、荷物検査に1時間弱要したのです。一体何を探しているのかというと、栽培可能な野菜、果物などの植物で、加工された食品以外は全て没収というレベルです。これらは、チリへの持ち込みが厳しく制限されているためです。

おやつのつもりで持ち込んだものが

旅行中、自炊をしている私は多くの食材を持って移動しており、この検査にはドキドキしました。醤油や砂糖などの調味料、お米は問題なくX線検査を終えました。おそらく、精米していないお米は没収でしょう。他の人はおやつ代わりのリンゴが没収され、ローストアーモンドは没収されていませんでした。本当に細かく調べているので、ちょっとぐらい持ち込めるとは思えません。

空輸で運ばれる食料品

アルゼンチン最南端の町ウスアイアへは、チリの領土を通過しなければ陸路では行くことができません。農作物の生産が厳しいウスアイアに住む人たちには野菜を始め様々な食べ物をアルゼンチン北部から運んでもらう必要がありますが、チリ国内への持ち込みは例外なく徹底的に禁止されています。そのため、この町で売られている食べ物のほとんどは空輸で運ばれ、物価の高い町となっています。チリだけでなく、栽培可能な植物類の持ち込みが禁止されている国があるので、おやつのつもりであっても持ち物には注意が必要ですよ。