中南米は織物や雑貨の宝庫

私は重度の布フェチで、アジア・アフリカや中南米では、現地の染物・織物を見つけるたびに冷静さを失ってしまいます。中南米の織物は地方や民族によって実に多彩で、織物そのものもよし、それを使って作られた雑貨もまたよし。天然の染料で染められたアンティークの毛織物は、売り手も強気でなかなか値段が下がらず、お小遣いが足りずに涙を飲むこともよくありました。そんな経験を経て私がおすすめする中南米の雑貨天国、それはずばり、グアテマラとボリビアです!ここでは南米の覇者ボリビアをご案内しましょう。

中南米の雑貨天国はここだ!〜前編:南米の覇者ボリビア〜 中南米の雑貨天国はここだ!〜前編:南米の覇者ボリビア〜

雑貨好きはラパスのサガルナガ通りを目指せ

ペルーやボリビアのアンデスに住むインディヘナの女性は、荷物を背負うのにアワヨという風呂敷を使います。ボリビアのどの町に行っても、市場や土産物屋に無造作に山のように積まれていて、その中からお気に入りの一枚を見つけるのは宝の発掘気分です。また、このアワヨを使って作られたバッグやクッションカバーなども素敵なのです。ボリビアのラパスにあるサガルナガ通り周辺は土産物・雑貨のメッカで、カバンのオーダーメイドの店「エル・インカ」やセンスのいい雑貨が見つかる「ソラタ」は日本人に人気のショップです。

スクレの織物博物館で本物の逸品を手に入れる

世界遺産に登録されているスクレは、スペイン風のコロニアルな町並みが美しい、ボリビアの憲法上の首都です。この町にある「織物博物館」では、主にスクレ近郊のタラブコとハルカの先住民の、伝統的な模様の織物を展示しています。館内では女性が布を織る実演も見られ、ショップでは織った女性の写真と名前のついた、芸術品のような織物が売られています。後継者の少ない今、貴重な逸品といえるでしょう。近郊のタラブコ村では日曜市が開かれ、民族衣装として使われていたアンティークのタラブコ織りを手に入れることもできますよ。

南米の覇者、おしくも次点のペルー

ペルーのクスコもまた、ラパスと双璧をなす雑貨天国です。インカの古都クスコの旧市街には、世界中の観光客が集まるだけあり、センスのよい雑貨やアルパカのニットを扱うショップが多くあります。クスコ近郊の遺跡のある村ピサックや、マチュピチュへ向かう拠点となる村オリャンタイタンボでは市が開かれ、雑貨やアンティークのアワヨが売られています。アワヨも雑貨も一期一会、気に入ったものはその場で手に入れないと、同じものを他で見つけるのは難しいので、すごく気に入ったら迷ってはいけません。