英語を話すのは少数派?

私が参加したツアーは全部で12人。同乗のガイドはスペイン語と英語で解説してくれますが、少々問題が。というのも、12人のうち半分ほどがボリビア人、それ以外もほとんどが南米の他国からの観光客。つまりスペイン語がネイティブでないのは、私ともうひとりいた日本人、そしてブラジル人の3人だけ。しかしブラジル人は英語よりもスペイン語の方が得意だったため、スペイン語のグループに。つまりガイドは日本人2人のために英語の説明をしなければならず、どうしても後回しにしがちになりました。説明も最初はきちんとしていたのですが、次第に面倒になってきたのかスペイン語の説明の半分以下。もう最後の方はひと言ふた言になっていました。

南米の世界遺産 ボリビアの古代文化の遺跡・ティワナク その2 南米の世界遺産 ボリビアの古代文化の遺跡・ティワナク その2

最初は博物館の見学から

まず遺跡の切符売り場で入場券を買います。外国人は80ボリビアーノ(約1300円)です。このチケットで遺跡と付属の博物館に入場できます。遺跡は標高3900mの高地にあるので日が陰ると肌寒く、羽織るものがあったらいいでしょう。ツアーは、まず付属の博物館の見学から。ここでガイドによるボリビアの古代文明についての説明がありますが。これがけっこう長く、早く遺跡に行きたい私には退屈でした。それに最初にスペイン語で、次に英語で説明をするので仕方がないのですが、スペイン語の間(各部屋で5、6分ずつ)はずっと待っていなくてはなりません。展示物は遺跡から出土した土器や石像です。

「モノリート(立像)」が特徴のティワナク

メインの博物館とは別に、遺跡から発掘された高さ7mのモノリート(石像)“ベネットBentt”だけを展示する建物がありました。モノリートは、四角くて細長い柱を人の形に彫った石像です。ベネットは帽子を被った人物が胸の前で両手に物を持っている姿でした。このベネットは、かつてラ・パスの野外博物館に置かれていましたが、風雨による痛みが激しいため、ここに屋根付きの建物を作って2004年に移転したそうです。

かつてあったピラミッドの跡

遺跡の中でひときわ目立つのが、台形の丘に見える「アカパナ」です。高さ15m、底辺210m四方のピラミッドの跡ですが、今では土台部分に多少の石積みが残っているだけで、ただの丘に見えなくもありません。ここだけではないのですが、ピラミッドを造っていた石材はスペイン人によって町を造るための石材としてほとんど運び出されてしまったのです。また、スペイン人に宮殿だと思われて、“金”を探すためにあちこち掘られてしまったこともあります。かつては頂上に食料庫や貯水池があったようですが、いまではよくわかりませんでした。(その3につづく)