広くて高低差のある町の観光は大変

世界で最も高い場所にある首都として知られるボリビアのラ・パス。平均標高は3650mですが、市内は傾斜した盆地の中にあり、市内で最も高い場所は4000m近く、低い場所は3000mほどと、なんと高低差が1000m近くもあるのです。そのことからもわかるように、歩いて市内を回ろうとすると、「広い」というだけでなく、上り下りがとても多くて骨が折れます。標高が高いので、あっという間に息が切れるのです。市内は乗り合いのミニバンが走っていて、慣れるとそれを利用してあちこちへ行けるのですが、短期の観光滞在ですとなかなか乗り辛いもの。タクシーを利用するにもお金もかかる上に、まず言葉の問題があります。

ボリビア最大の都市、ラ・パスの観光地を周遊する二階建てバスを利用してみよう(その1) ボリビア最大の都市、ラ・パスの観光地を周遊する二階建てバスを利用してみよう(その1)

2階建て観光バスを利用してみよう

そこで今回おすすめするのが、ラ・パス市内を走る2階建て観光バスです。ふだんはこの手のものをあまり利用しないで、自力で観光することが多い私ですが、市の外れの見どころまで手軽に行けるとあって、今回利用してみました。この市内観光バスは、2つのコースをそれぞれ午前と午後の1日2回ずつ運行しています。なので、途中で自由に乗り降りできるタイプではなく、一度乗ったらそのコースの終点(出発地点と同じ)まで乗りっぱなしというものです。とはいえ、まったく途中下車がない訳でなく、両コースともその折り返し地点での下車観光が含まれています。

市内を回る2つの観光コース

このバスの出発・到着地点は、ラ・パスの観光の中心部から2kmほど大通りを下った「イサベル・ラ・カトリカ広場」。下町っぽい旧市街付近とは異なり、このあたりは大きなビルが建ち並ぶ、大使館やオフィスが多いビジネス街です。サン・フランシスコ寺院からは歩くと30〜40分ですが、乗り合いのミニバンで行くこともできます。古い建物が多い旧市街を行くコースA「セントロ地区」は9:00と15:00、新市街を下って金持ちが多く住むカラコト地区を走り、「月の谷」まで行くコースB「南地区と月の谷」は、10:30と13:30の出発です。それぞれ停車時間を入れて、一周1時間半。両コースは重なる部分がないので、両方行けば車窓からですが、ラ・パスの主な場所をざっと見て回ることができます。時間帯によっては、続けて2つのコースに参加することもできますよ。バス料金は1コース60ボリビアーノ(約1000円)です。(その2に続く)