ラ・パス市街を下り、市内で最も標高が低い場所へ

コースBの行きはバスは、ひたすら市街を下って行きます。オフィス街を抜け、市街の外側を走る外周道路を使い、「隣町」といった感じがするカラコト地区へ。このあたりは、ガラス張りのショーウインドウのショップが並ぶ、リッチな地区。セントロでは、こんな大きなガラスだとすぐに泥棒に割られてしまいそうなのか、なかなかこんな店はありません。夜は出歩くのが怖いセントロと異なり、ここは町がとてもきれいで、治安が良さそうでした。このエリアを抜けてさらに下ると人家がまばらになっていき、やがてラ・パスでもっとも標高が低いというアランフェス地区に出ます。川が流れて緑濃く、家族連れがピクニックに来るこのアランフェス地区の標高は、3000mほどだとか。ラ・パス市民の憩いの場だそうです。さて、ここから丘を越えると、いよいよ「月の谷」です。

ボリビア最大の都市、ラ・パスの観光地を周遊する二階建てバスを利用してみよう(その3) ボリビア最大の都市、ラ・パスの観光地を周遊する二階建てバスを利用してみよう(その3)

月の谷に到着!

月の谷の入口にバスが停まりました。ここで自由時間がありますが、30分とあまり時間がないので、乗客たちは15ボリビアーノ(約250円)の入場料を払って急いで中へ。トルコのカッパドキアを小さくしたような場所で、雨風で浸食された岩がいろいろな形を作り出していました。日差しと紫外線がとても強いので、晴れていれば日焼け止めは必携ですよ。敷地の奥まで行くと30分では戻って来られないので、歩けるのは主要コースのみで残念。ところどころに、写真撮影用の展望台がありました。こうした地形は周辺にはほとんどなかったので、なかなかのインパクトがあります。併設の建物にトイレがあるので、乗車前に忘れずに寄っておきましょう。

日本語の解説がとてもためになった!

このバスで、期待以上に良かったのが日本語の解説でした。外国の観光地で出合うたいていの日本語音声ガイドは、訳がこなれていないものが多く、内容も単にそこにあるもの説明で、あまり面白くありません。しかしこのバスの場合、途中にそれほどの見どころがないのが逆に幸いし、目に見えるものにはとらわれずにボリビアの政治や歴史、習慣の由来などが解説されることも多く、ボリビアという国のことをあまり知らなかった私には、かなり“ため”になりました。とくに年の数よりも多かった大統領の数や、なぜボリビアの女性は山高帽みたいな帽子を被るかなどとの話はとても興味深いものがありました。ということで、ラ・パスでおすすめのこの2階建て観光バス、行ったらぜひ乗ってみてください。