ボリビアのラパスで見かける女性たち

ボリビアはラパスのエル・アルト国際空港は、世界でもっとも標高の高い空港で、4061メートルのところにあります。空が近いですねえ。雪を頂くアンデス山脈の下のほう、すり鉢状の盆地に家々が密集しているのがラ パスの町です。近くに金鉱山があったことから、スペイン人が風の弱い盆地のこの地を、町として発展させたのでした。ですから町はコロニアル風です。町を歩いていると、ずんぐりとした体型の先住民族系の人たちが、女性は色鮮やかな民族衣装を着て、頭には真っ黒な山高帽をかぶっています。女性がやけに太って見えるのは、何枚もの下着を重ねてはいてふくらませたスカートをはいているからで、肩から背中にかけて、美しい色のショールや小さな毛布をまとっています。高地なので年間を通じて最高気温は10℃〜15℃と低く、最低気温は零下になることもあります。

世界でここだけ。宇宙を感じるボリビアのラパス 世界でここだけ。宇宙を感じるボリビアのラパス

ラパス一の人気スポットの横には高級住宅街がある

町中ではリナレス通りが楽しいですね。ボリビアでお土産を買うならこの通りです。別名「魔女通り」とも呼ばれており、伝統的な呪術に使う薬草や、よくわからない物も売っており、ハンドメイドの土産類も手に入ります。観光ツアーは、すり鉢状の下のほうにある町の中心街からさらに下って行きます。そこは浸食された大地が、棘のように切り立った奇観を見せる「月の谷」です。アポロ11号で月に降り立ったアームストロング船長が、隣接するゴルフ場でゴルフをしている時に、「月に似ている」と語ったことからその名がついたとか。棘のように切り立っていたのでは、家も建てられませんから、ゴミ捨て場になっていたのですが、徐々に整備されました。周辺は高級住宅街となっており、なるほど酸素の薄いところでは、標高が低いところに高級住宅地ができるのですね。

ラパスで宇宙を感じる時…

こんなラパスで、最近一躍有名になったのが日曜日に開催される「チョリータ(先住民の女性)・プロレス」です。例の伝統的な民族衣装で、中年の女性たちがリングに上がります。「おばちゃんプロレス」とも呼ばれ、人気を博しています。あまり治安のよくない地域の体育館で開催されるので、ツアーで行ったほうがいいでしょう。帰る途中に立ち寄るのが「エラ・ミラドール」。「ミラドール・キリキリ」も有名ですが、ここからの夜景は素晴らしいです。遠くには6439メートルの雪をかぶったイリマニ山が見え、空には満天の星、地上にもすり鉢状のラパスの町が、家々の明かりで瞬いています。まるで空間のすべてに星があるかのような感覚は、アームストロング船長でなくても、ここラパスで、宇宙を感じるのではないでしょうか。町の中心にあるホテル・プレジデンテの最上階にあるレストラン・バーからの眺めも抜群です。