南米諸国の墓地は、公園のよう

南米の国々は、各町に公園のような墓地が存在します。日本と違って、暗くおどろおどろしいという雰囲気ではなく、緑にあふれた公園のような場所です。アルゼンチンの首都ブエノスアイレスにある「レコレーター墓地」は、ひとつの観光名所になっています。有名人のお墓があるのもひとつですが、お墓のひとつひとつが大きく、見事な建築物なのです。古いものから新しいものまで、年代も様々。このような墓地は、ボリビアにもありました。

住宅ではありません。美しい建築物が集まるアートのような南米の墓地 住宅ではありません。美しい建築物が集まるアートのような南米の墓地

「セメタリオ」はバス停

墓地を現地の言葉で「セメタリオ」と呼ばれるボリビアのラ・パス。庶民の足であるバスには、行き先表示にセメタリオが使われるくらい、目印的な規模です。ラ・パスにはロープウェイがあり、上からその墓地を見下ろすことができますか、そこから見下ろすとこの墓地がいかに巨大か、明瞭です。こちらも、見事な建築物のような墓です。しかし、このようなお墓を作れるのは裕福な家庭のみだと思われます。

同じ墓地に、様々な形体が存在

一方、ボリビアのスクレにあるセメタリオは、少々違います。墓地としては、同じように広い公園のような感じなのですが、墓のタイプが3つあるのです。1つは、他と同じく家のように大きく見事な建築物、2つ目は、シンプルな木造の十字架のお墓。3つ目はアパートタイプです。高さ3mの石のアパートに、5〜6段のお墓があります。碁盤目状のマス目ひとつひとつに名前が書かれたプレートとお花を飾る場所がありました。高所のお墓は高い位置なので、どうやって掃除するのかと思います。

アパートタイプお墓の高い位置の掃除

墓地を去ろうとしたとき、墓参りに来たと思われる老女と梯子を持った子供とすれ違いました。身なりが綺麗な女性に対し、みすぼらしい身なりの子供です。そして、墓地の入り口には、同じような子供が10人弱の集まっていました。彼らは、高所に位置するお墓の掃除、参拝のお手伝いをして働いているのです。ボリビアの他の町にも墓地があります。行ってみたら、そんな場所で少し異なった日常を探検して見ましょう。