南米のボリビア、首都はラパスではない??

ボリビアの首都は、ラパスと思われていますが、ボリビアの憲法上、首都はスクレという街です。昔、近くのポトシという町の銀鉱山で採掘された銀が、ここに運びこまれていたことから、栄えた町です。現在ではポトシの銀山は閉鎖され、多くの政府機関がラパスに移動したため、スクレには首都というイメージは、ありません。しかし、街全体は全て白い壁と茶色い屋根を保持し、当時の面影を多く残した街並みは世界遺産として登録されています。建物は、趣のある作りですが、お店はカフェ、ピザテリア、チョコレートショップなどが多く、若者の活気がある近代的な街でもあります。

意外と知らないボリビアの世界遺産&首都スクレ 前編 意外と知らないボリビアの世界遺産&首都スクレ 前編

スクレの街は、ヨーロッパ風の白い街並み

初めて訪れた日、早朝の5時に到着しました。街は寝息も聞こえないほど静まり返り、人の気配もありません。しかし、街路灯に照らされた家々の壁は全てが白く、またその白さは家ごとの差がありませんでした。怖さよりもその雰囲気に感動しながら、夜明け前の街を、宿を探して歩きました。中心地に差しかかった時、目の前に現れた大きく真っ白い教会が、真っ白いライトで照らされ、背中の荷物の重さを忘れるほどの感動を受けました。南米では、落書きの多さは治安の悪さと比例すると聞いていたのですが、美しく維持された白い壁に落書きもなく、南米で最も経済が低いと言われるボリビアで、こんな印象的なライトアップをするのかと、本当に思いました。

かゆいところに手が届く、便利な街

街の地形はすり鉢状、標高2900mのスクレの街は、朝夕は冷え込みますが日中は、日差しを避ければ、とても過ごしやすい気候です。5月25日広場が中心となり、1〜2ブロックに銀行、スーパーマーケット、カフェ、レストラン、旅行会社が点在しています。ホテルなども2〜3ブロック範囲内に多数あり、看板も多く出ています。なので、どこへ行くにしても徒歩で十分です。スクレは前述したように、落書きもなく、日中は活気にあふれているので、治安の心配はありません。

スクレで滞在型の観光を

スクレの街は巨大な都市でないので、社会の忙しさを見る事がありません。街ののんびりした雰囲気、アンデスの女性の特有の髪形や服装、生活を垣間見ることができます。旅行というと、少々忙しく、たくさんの場所を訪れたい傾向があるので、現地の生活に視点が逸れがちです。しかし、スクレはただ街に滞在して、街並みと地元の方々を観察するだけでも、とても有意義のある旅行と考えています。気候も良く、治安も良く、利便性と雰囲気が大好きなスクレです。(後編へ続く)