白い砂丘と青い湖が続く、ブラジルを代表する絶景

“絶景ブーム”の影響で、最近、急に人気を集めているブラジルのレンソイス・マラニャンセス国立公園(以下レンソイスと省略)。どこまでも続くように見える白い砂丘の合間に、6〜10月の期間だけ現れる青い湖の数々。その白と青のコントラストは非常に美しく、たいていの“絶景本”で紹介されているほどです。このような景観は突然できたわけではなく、昔からあったわけですが、近年までそれほど知られていなかったのでしょうね。しかし今では、イグアスの滝、アマゾンと並ぶ、ブラジルの中で日本人に人気のディスティネーションなのです

死ぬまでに見ておきたい南米の絶景「レンソイス・マラニャンセス国立公園」 死ぬまでに見ておきたい南米の絶景「レンソイス・マラニャンセス国立公園」

いったいどうしてこんな絶景が生まれたか

このレンソイスがあるのは、ブラジル北東部の大西洋岸。基点となるのは小さな町バヘリーニャスです。海沿いにある砂丘は世界にいくつもありますが、ここの砂丘の特徴は、ほぼ100パーセント、石英という透明な水晶の砂でできていること。この地域は強風が一年中吹いているため、石英を含む川の水が運んだ土砂を吹き飛ばし、長い年月をかけて重い石英だけによる砂丘ができあがったのです。この石英は一見、白く見えますが、実は透明で、それが太陽の光に反射して純白に見えるのです。大西洋の海岸に沿って続くこの砂丘は、東京23区の約2倍の広さがあり、宇宙からも確認できるといいます。

期間限定で青い湖が生まれる

さて、この白く輝く砂丘はいつでも見ることができますが、青い湖が見られるシーズンは限られています。というのもこの湖は、雨季になって降った雨水が砂丘の下に浸透し、地下水となって砂丘の合間に湧き出てきたものなのです。砂丘の下の地層は固い岩盤のため、雨水が浸み込んでいかずに、地表に流れ出ていくのだとか。そのため砂丘しかなかったところに、6月になると突然青い湖がいくつも出現するのです。この湖はどんどん大きくなり、7〜8月に最大になり、今度は10月には消滅してしまいます。現地ガイドに聞くと、一番湖がきれいに見えるのは、やはり水が澄んだ6月とのこと。7月以降は少しずつ湖に藻や水草が生え始めて、緑がかっていくとのことでした。この絶景を死ぬまでに目に収めておきたいと思いませんか? 次の夏休みの旅行先の候補地に、ぜひ加えてください!