砂地の農道を四駆が突っ走る

川を渡る間は危険防止のため、人は車から降りています。車に乗っての下船もできないので、降りた瞬間に30cmほどの深さの川の水の中に足を突っ込むことになります。だからサンダルで来たほうがいいですね。先に書いておきますが、公園の砂丘内の立ち入りは土足厳禁なので、靴を持ってきても不便なだけです。さて、もう一度車に乗り、ここから砂丘までは40分ほどの道のりです。車は村を通り抜けると、未舗装の農道に入っていきます。道はすべて砂地。ふつうの車ではたちまちタイヤをとられてしまうでしょう。各ツアーの車は一列になって走るのではなく、農道に入ると別々な道を走っていきます。

ブラジルの絶景・レンソイス国立公園。「大レンソイスのサンセットツアー」へ その2 ブラジルの絶景・レンソイス国立公園。「大レンソイスのサンセットツアー」へ その2

砂丘の入口に到着。着替えをする人も

ときおり水たまりや小川を越え、フルスピードで走っていく四駆トラックはスリル満点です。しかし上下に揺れるので、けっこう疲れます。車酔いする人は、酔い止めを飲んでおいた方がいいかもしれません。驚くのは、こんな砂の大地なのによく農地として利用されていることでした。さて、大レンソイスの入口に車が到着しました。時間は15時半ぐらいでしょうか。駐車場には売店やトイレ、脱衣所があります。私が訪れたのは8月上旬。ちょうど砂丘のあちこちに湖ができているシーズン中で、ツアー客はみな、そこで泳ぐことを楽しみにして来ていました。参加者は水着の上に服を羽織るか、ここで着替えをしていました。

砂の壁を乗り越えて、大砂丘へ

この駐車場でサンダルを脱ぎ、裸足で砂丘へと向かいます。最初の砂丘が大きな壁のように迫っており、この時点ではまだその向こう側に何があるか見えません。「裸足で砂の上を歩くのはさぞかし熱いだろう」と思いましたが、石英の破片からなる白い砂は反射率が高いので、強い陽射しでもほとんど熱さは感じませんでした。ただ、駐車場からの上りがけっこう急で、張ってあるロープを頼りにして何とか頂上へ登ります。振り返ると、今まで車で来た緑の大地が眼下に広がっていました。そしてついに頂上へ。砂の壁の向こうには、想像以上のすばらしい絶景が広がっていました。

写真以上の絶景が目の前に

写真で何度となく見ていたレンソイスの絶景ですが、実際に目にするとその姿に言葉を失いました。“感動”というより、“圧倒”という言葉の方が近い、何か「すごいものを見ている」という感じでした。一緒に登ってきた各国の旅行者たちも、ここで思わず歓声を上げました。まっ白な砂丘が地平線の向こうまで続いています。そして、その谷間に、青い湖が見えます。白と青のすばらしい対比とそのスケール感は、写真ではその半分も伝わらないでしょう。ガイドが私たちをひとつの湖に案内しました。湖はいくつもありますが、ガイドどうしが話し合って、ひとつの湖に人が集中しないように分け合っているようです。私たちは2つほど砂丘を越えた所にある湖に案内されました。(その3につづく)