大自然でしか見れない動物

ブラジル南西部のマット・グロッソ・ド・スル州には世界遺産に登録されている「パンタナール湿原」が広がり、ワニやアリクイ、サル、カピバラ、鳥類が生息しています。州都のカンポグランジや観光地のボニートからツアーに参加して、湿原を訪れることができます。しかし、このパンタナール湿原以外でも見ることができる動物がいます。それは日本では「カピバラさん」というゆるキャラで有名なカピバラです。では、湿原以外というのはどこなのでしょう。

ブラジルの公園でカピバラ大繁殖 ブラジルの公園でカピバラ大繁殖

野生動物?それとも飼育動物?

カピバラはなんと州都カンポグランジの中心にある巨大なインディヘナ国連公園にいました。公園内の池、その周辺の川付近で20匹近く集まって、公園の芝生をボリボリ食べていたり、愛くるしい体をゴロゴロさせて寝ていたりしていました。この周辺には飼育小屋のようなものはなく、カピバラたちはどこからやってきたのかは不明ですが、公園という安全な場所でおそらく自然繁殖したのでしょう。実際、公園で出会ったカピバラは直接触れそうな距離まで近づくことができました。

カピバラは他の公園でも増殖中

カンポグランジから北東にあるウベルランジアという町の公園でもカピバラをたくさん見かけました。この公園もインディヘナ国連公園と同じく広大で大きな池があります。気候は確かに似ているのですが、一体彼らはどこからやってきたのでしょう。どちらの公園でも天敵がおらず、食べ物である芝が豊富であるのが彼らにとって最高の生活環境なのでしょう。水辺付近の芝生は、カピバラ(の食事)による手入れが行き届いています(笑)

ブラジルではソーセージでおなじみ

カピバラは夕方ごろから活動を始めるので、時間を調整して公園へ行けば必ず会えます。しかし、カピバラに天敵がいないということは、過剰増殖の恐れがありますよね。そのためなのか、ブラジルではカピバラをソーセージにして食べる文化があります。調味料のせいか、味はスパイスが効いていて脂っこいです。かわいいゆるキャラも国の文化次第では美味しい食べ物です。カピバラを「かわいい」と見るか「美味しい」と見るか、あなた次第ですよ。