イグアスの滝の水を使った発電所

世界三大瀑布のひとつであるイグアスの滝の上流は、「パラナ川」につながっています。この川はブラジルとパラグアイの国境であり、そこには世界第2位の出力(1400万キロワット)を誇る水力発電所「イタイプー・ダム」があります。この発電所は2か国共同で運営され、それぞれの国側にビジターセンターがあります。今回私はブラジル側のイタイプー・ダム・ビジターセンターへ行ってみました。場所はイグアスのバスターミナルからバスで1時間ほどです。

イグアスの滝の上流にある巨大発電所 イグアスの滝の上流にある巨大発電所

バリエーション豊富な見学ツアー

このビジターセンターは個人で勝手に見学できず、代わりに見学ツアーが用意されています。内容はダム全体をバスで見学するものやダムの深層部まで見学するもの、そしてダム建設時に保護した動物を見て回るものなど計8種類。受付で時間と予算を考慮し、希望するツアーを選んで参加しましょう。私が選択したのは、所要時間2時間のバス見学です。

見て聞いてダムを知ろう

ツアーではまずイタイプー・ダムの紹介ビデオを鑑賞し、それからバスに乗ってダム近くへ向かいます。運が良ければ迫力満点のダム放水を見ることができますよ。展望台を訪れたのちバスでダムを周遊し、最後はダムの湖畔レストランへ行って終わりです。途中、カピバラの大群に遭遇しました。あっさりした内容ですが、ダムの大きさを知るのには十分です。ガイドが終始ダムについて説明してくれます。

ブラジルにとって重要なダム

ブラジルに比べて国土の狭いパラグアイでは、このダムで作られた電力の10%だけで、パラグアイの必要電力のうち70%をまかなえるそうです。そのためブラジルはパラグアイから未使用の電力を買い取っています。それでもブラジルの一部地域しかその電力をまかなえないそうです。一方、電力を隣国へ売っているパラグアイはこのダムでの業績が黒字のためか、なんとビジターセンターの入場料が無料なのです。ただしブラジルのビジターセンターは有料ですが、英語の案内や見学ツアーが充実しています。機会があったら、是非行ってみましょう。